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2009年4月21日から4月23日にかけて、2J/A(STS-127)ミッション時の運用を模擬したNASA/JAXA合同シミュレーション(Joint Multi-Segment Training: JMST)を行いました。
JMSTとは、NASAが国際宇宙ステーション(ISS)計画の国際パートナや遠隔地の管制施設と通信回線で接続して実施する運用シミュレーション訓練です。2J/AミッションのJMSTは、打上げまでの間、JAXA筑波宇宙センター(TKSC)とNASAジョンソン宇宙センター(JSC)およびNASAマーシャル宇宙飛行センター(MSFC)の各管制施設を接続して行われます。ISS運用に関わるロシア連邦宇宙局(FSA)や欧州宇宙機関(ESA)も訓練に参加します。JAXAの運用管制チーム(JAXA Flight Control Team: JFCT)、NASAの飛行管制官は、お互いが協力して運用していく上で必要となる技術の向上を目的に訓練を行います。
今回の訓練では、2J/Aミッションの飛行4日目、5日目に実施する「きぼう」日本実験棟船外実験プラットフォームの取付けなどの一連の運用を通して模擬しました。
飛行4日目、第1回船外活動でスペースシャトルのペイロードベイ(貨物室)から船外実験プラットフォームを取り出す準備作業を船外活動クルーが行います。準備が整った後、船内のクルーがISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)とスペースシャトルのロボットアーム(Shuttle Remote Manipulator System: SRMS)を操作し、船外実験プラットフォームを船内実験室に取り付け、船外実験プラットフォームは起動されます。
シミュレーションでは、これら一連の運用を摸擬したほか、意図的に異常を発生させ、異常時の対応についても訓練が行われました。JFCTは、実際の運用と同様に、3交代24時間体制で訓練に臨みました。なお、現在ISS長期滞在中の若田宇宙飛行士は、2J/Aミッションの飛行4日目、SSRMSを操作して船外実験プラットフォームの取付け作業を行う予定です。
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