S5トラス

S5トラスは、S4トラスとS6トラスの太陽電池パドル（Solar Array Wing: SAW）が干渉しないようにするために、S4トラスとS6トラス間のスペースを確保するトラスで、STS-116（12A.1）ミッションでISSに取り付けられたP5トラスとほぼ同じものです。S5トラスには、S6トラスとS4トラス間をつなぐ電力供給とデータ通信用のケーブルも備えられています。

S5トラスは、スペースシャトルのロボットアーム（SRMS）、「カナダアーム2」（ISSのロボットアーム）によって、スペースシャトル「エンデバー号」のペイロードベイ（貨物室）からSTS-117（13A）ミッションで取り付けられたS4トラスの先端に移動されます。そして、船外活動で4基の改良型トラス結合システム（Modified Rocketdyne Truss Attachment System: MRTAS）のボルトを締め、S4トラスに結合されます。

また、S5トラスのS6 トラスとの結合側にはトラス結合システム（Rocketdyne Truss Attachment System: RTAS）が装備されています。S6トラスとの結合時には、MRTASと同様に船外活動による手動での結合が必要となります。

S5トラスの主要諸元

項目	値
寸法	約3.37m（長さ）×約4.55m（幅）×約4.24m（高さ）
質量	約1,584kg