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よくある質問

国際宇宙ステーション(ISS)に関するQ&A

宇宙機の開発段階で製作される一般的なモデルの種類を教えてください

宇宙機の開発には、いきなり宇宙へ打上げる実機を作るのではなく、試験用のモデルを製作して各種試験を行って設計の妥当性を検証してから、実機の開発へと進みます。

また、この試験用に製作したモデルは、訓練などに使用したり、実機が打ち上げられた後、地上でのシミュレータとして使われることもあります。

【 モデル名 】概要 備考

【 BBM (ブレッド・ボード・モデル) 】
新規技術要素を有する開発において、設計の実現性を確認するために製作・試験されるモデル。初期段階に製作し試作機的役割を持つ。 宇宙用の部品ではなく、地上の一般用部品や材料を使用して製作する。 この段階で出た問題点を解決し、次のEM製作に進む。

 
【 EM (エンジニアリング・モデル) 】
基本設計に基づき製作し、機能・性能・環境試験に供することで設計の妥当性を確認し、次の詳細設計段階に移行するための設計を固めるためのデータを取得するためのモデル。 部品などの品質と信頼性を除いて打上げ実機とほぼ同一仕様を持つ。 試験の内容によっていくつものモデルを製作することもある。
モデル例
・電気モデル
・構造モデル
・熱モデル
【 GM (グランド・モデル) 】
試験や訓練の内容に応じてEMを機能改修したもの。
 
【 PM (プロトタイプ・モデル) 】
詳細設計に基づき基本的に実機と同一仕様(部品、材料、加工)で製作されるモデル。 このモデルに実際の宇宙環境より厳しい環境を負荷し、試験することで宇宙機の設計が要求を満たしていることを確認する(認定試験:QT)。
 
【 FM (フライト・モデル) 】
認定試験に合格したPMと同一の設計及び製造方法で製作されたモデルで、実際に宇宙に打ち上げるモデル。 このモデルに対しては、打上げ用としての品質を備えていることを確認するための試験(受入試験:AT)を行う。 設計は認定試験により確認されているから、受入試験においては軌道環境を模擬した試験を行い、製造工程に起因する欠陥が潜んでいないことを確認する。
 
【 PFM (プロト・フライト・モデル) 】
PMとFMの性格を兼ね備えたモデル。設計に問題がないことを確認すると共に打上げ用の実機としての品質を備えていることを確認する(プロトフライト試験:PFT)。 このモデルに対しては、過剰試験によるストレスの蓄積で実機としての品質が損なわれることの無いように適切な試験計画が必要となる。 PMとFMを個別に製作するよりコストダウンが図れる。
 
最終更新日:2004年5月10日
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