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ラスヴェット

Rassvet

「ラスヴェット」(ロシアの小型研究モジュール1)は、ロシアの与圧モジュールであり、ロシアのソユーズ宇宙船とプログレス補給船のドッキングポートとして使用されるとともに、国際宇宙ステーション(ISS)の保管スペースや実験施設として使用されます。

NASAケネディ宇宙センター(KSC)で整備されるラスヴェットⓒJAXA/NASA/Gianni Woods
ラスヴェットは、2010年5月に、スペースシャトル「アトランティス号」によるSTS-132(ULF4)ミッションでISSに打ち上げられました。ラスヴェットはロシアの多目的研究モジュール(Multipurpose Laboratory Module: MLM)の装備品と欧州ロボットアーム(European Robotic Arm: ERA)の予備品を外部に搭載した状態で打ち上げられ、ISS到着後に「ザーリャ」(基本機能モジュール)の地球側に取り付けられました。

なお、MLMの装備品(エアロック、ラジエータおよび船外活動クルー用のプラットフォーム(Portable Work Post: PWP))は、2017年頃の打上げを目標としているMLMとERAがISSに到着した後、MLMに移設される予定です。

ラスヴェットは、ロシアのRSCエネルギア社で製造されたモジュールです。愛称の「Rassvet(ラスヴェット)」は、ロシア語で夜明け・暁(英語で「Dawn」)を意味します。
ザーリャへ取り付けられた直後のラスヴェットⓒJAXA/NASA
MLM到着後のラスヴェットとMLMのイメージ図ⓒJAXA/NASA

ラスヴェットの主要諸元

項目
寸法 約2.35m(直径)×約7m(長さ)
質量 構造重量:5,075kg
打上げ時:8,015kg
容積 与圧容積:17.4m3
居住可能容積:5.85m3

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※特に断りのない限り、画像クレジットは©JAXA