若田宇宙飛行士は、1963年、埼玉県大宮市で生まれました。子供のころは、早起きしてクワガタやカブト虫をとったり、夕方暗くなるまでザリガニをつったりしていました。小学生になると、リトルリーグのチームで野球をしたり、模型飛行機を作って飛ばしたりして楽しんでいました。このころから飛行機に興味をもった若田少年は、航空機のエンジニアになるという夢をもち始めます。
若田宇宙飛行士は、大学と大学院で航空工学を勉強し、夢がかなって、航空会社で航空機のエンジニアの仕事をするようになります。1992年4月に、宇宙開発事業団(現在は宇宙航空研究開発機構)が宇宙飛行士を募集(ぼしゅう)しているのを知り、人類に貢献できる仕事である宇宙飛行士に挑戦(ちょうせん)したいとの気持ちから応募(おうぼ)して、 みごと選ばれたのです。