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"ISS Research Awards"は、イノベーションの創出や顕著な成果等、国際宇宙ステーション(ISS)で素晴らしい成果を上げた研究を選定し、表彰するものです。米国のAAS(American Astronautical Society)が、NASAやCASIS(The Center for the Advancement of Science in Space:米国のNPO法人)や各国際パートナーからノミネートされた候補より選び、毎年米国で開催されるISS R&D Conference(NASA、AAS、CASISが主催するISSの様々な活動を紹介するイベント)の中で表彰しているものです。
2013年から毎年行われ、2017年までに計48件が表彰されています。日本の実験では2014年、2016年、2017年に引き続きの受賞となりました。2018年は計7件が新たに選ばれ、内2件は日本の「きぼう」日本実験棟利用テーマです。
米国のISS利用に関連した多くの研究の中で、日本のテーマが表彰されることは、日本のISS利用のレベルの高さを示すものです。
受賞案件 | Compelling Results in Physical Sciences and Materials Development |
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受賞者 | 鳥居祥二氏(早稲田大学)、CALET開発チーム(JAXA、NASA、ASI)、CALET国際サイエンスチーム(Waseda University/Louisiana State University/University of Siena and INFN) |
受賞理由(現地情報より、JAXAがまとめたもの) | |
日米のみならず、イタリアを含む国際協力で、ISSから他では得られない高精度なデータを取得し、宇宙物理学の発展に大きく貢献したことが評価され受賞しました。 【参考】 2年間のデータ蓄積により観測領域を拡張。4.8テラ電子ボルトまでの高精度電子識別に成功 |
受賞案件 | Compelling Results in Biology and Medicine:Transcriptome analysis of gravitational effects on muscles of mice |
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受賞者 | 高橋智氏(筑波大学)、JAXA Mouse Epigeneticsチーム |
受賞理由(現地情報より、JAXAがまとめたもの) | |
世界で初めて宇宙で1Gコントロールを含めたマウスの飼育を行い、また、日米の研究者間でサンプルシェア―により、生物学/生理学の発展に大きく寄与するデータを取得したことが評価され受賞しました。 |
この度、ISSの「きぼう」船外実験装置である高エネルギー電子・ガンマ線観測装置(CALorimetric Electron Telescope:CALET)が、アメリカ宇宙航空学会のISS R&D会合において、"2018 ISS Award for Compelling Results"を頂くことになり、大変光栄に存じております。
これまでCALETの開発および運用を支えてくださったJAXAおよび関連企業の皆様、そしてイタリアおよびアメリカの関係の皆様にお礼を申し上げたいと思います。 今後も、世界中の研究者にCALETの高精度なデータを提供しつつ、多くの科学的成果を創出し続けられるよう、引き続きCALET研究者チーム一同、邁進して参りたいと思います。
私たちのマウスを用いた研究が国際的に高く評価され、ISS Awardを受賞できたことを大変嬉しく思います。マウスの宇宙実験は、我が国では初めてであり、全てが手探りの状態でしたが、JAXAや三菱重工業(株)の強力なサポートのおかげで、実験を成功させることができました。
今回の私たちの実験から、皆さんの老化や健康維持に関する成果が得られつつあります。今後、我々の研究成果が基盤となり、多くの宇宙医学生物学実験が継続されることを期待します。
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