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2月13日、アジアの学生アイデアで作る宇宙実験「Asian Try Zero-G 2018」が、金井宣茂宇宙飛行士によって行われました。アジア各国や日本の学生が提案した160を超えるアイデアの中から厳選された8つの実験です。筑波宇宙センターでは、提案した学生たちが、その様子を見守りました。
今回、筑波宇宙センターの運用管制ルームには、インドネシア、日本、フィリピン、シンガポール、およびタイの学生19人と、Kibo-ABCメンバーの宇宙機関の関係者が参集し、自らが提案した実験が、金井宇宙飛行士によって行われる様子を目にした学生たちが見守りました。自分たちが作った実験機材が不思議な動きを見せた瞬間には、驚きの表情と歓声、そして最後には笑顔に変わり、微小重力がもたらした実験結果に、提案者らしい感想を仲間と話し合っていました。予想とおりの結果だったのか、予想もつかない結果だったのか、今後の考察結果が楽しみです。
今回、初めて日本の高校生(茨城県立並木中等教育学校と私立茗溪学園高等学校)がアジアの一員としてAsianTryZero-G 2018に参加しました。
金井宇宙飛行士は、実験終了後、学生たちに向けて、「きぼう利用実験に参加してくれてありがとう。科学者がやっているのと同じように実験結果の考察を進め、今回の経験を活かしてがんばってほしい。きぼうが皆さんの宇宙環境利用への扉になることを願っています。」と話しました。
金井宇宙飛行士 "AsianTryZero-G 2018"
クロージングメッセージ(意訳)
興味深い楽しい実験提案をありがとうございました。本日の実験は私にとって非常に印象的でした。参加してくれたアジアの学生と各機関に感謝申し上げます。
さて、実験提案者の皆さんは、実験について疑問があれば先生や家族や友達に質問をし、議論して欲しいと思います。質問の回答がもらえない時もあるかと思いますが、問題ありません。その時は、科学者がやっているように、自分自身で探求を進めてください。それは、「科学研究がどのように進められているのか」を学ぶ良い機会になると思います。
5年後、10年後には、あなたは宇宙で働いているかもしれません。今や、宇宙は身近なものになり、誰でも宇宙を利用できるようになってきています。「きぼう」が皆さんの宇宙環境利用への扉になることを願っています。宇宙環境はユニークな環境であり、ISSでは毎日数多くの実験・研究が行われていて、私たち宇宙飛行士もそのために働いています。
アジアの実験提案者の皆さんが今日の実験を楽しんでくれたらうれしく思います。本当にどうもありがとうございました。皆さんに、いつかお会いできる時を楽しみにしています。
今回実施した実験テーマは下記をご覧ください。
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