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「きぼう」での実験

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ムハンマド・ビン・ラシード宇宙センターがKibo-ABC イニシアチブに参加!

最終更新日:2020年6月30日

Kibo-ABC事務局は、UAEのムハンマド・ビン・ラシード宇宙センター(MBRSC)から、Kibo-ABCイニシアチブへの参加を要請する文書を受け取りました。MBRSCは全Kibo-ABCメンバーの承認により、2020年1月29日に、Kibo-ABCイニシアチブに加盟しました。

2006年に設立されたムハンマド・ビン・ラシード宇宙センターはUAE国家宇宙プログラムの本拠地です。当センターは地球観測衛星の組み立て・運用をしており、画像やデータ解析サービスを世界中のクライアントに提供しています。また、DubaiSat-1、DubaiSat-2を打ち上げており、最新の衛星であるKhalifaSatを日本の種子島宇宙センターから打ち上げました。KhalifaSatは高い技術を持つUAEのエンジニアチームによって、100%純国産で開発されました。

当センターはEmirates MarsミッションやMars Hope Probeの開発を担当しています。このミッションは2021年までに火星軌道に到達し、火星の大気に関する重要な科学的データを収集するミッションです。Hope Probeは最近、予定より早く日本の種子島宇宙センターの発射場に輸送されました。MBRSCはUAE宇宙飛行士プログラムの本拠地でもあり、2019年9月25日、初めてのUAE宇宙飛行士であるハッザ・アル・マンスーリー宇宙飛行士が、科学ミッションのため国際宇宙ステーション(ISS)へ打ち上げられました。

APRSAF-26で発表するMBRSCサレム・アルマリさん(出典:JAXA)

APRSAF-26で発表するMBRSCマリアム・アル・ザロウニさん(出典:JAXA)

MBRSCからのコメント:

ムハンマド・ビン・ラシード宇宙センター(MBRSC)は国際宇宙協力を積極的に支援しており、宇宙航空研究開発機構(JAXA)のKibo-ABCイニシアチブの一員になることの利点を認識しています。現在、MBRSCはKibo-Robot Programming Challengeに参加しています。Kibo-Robot Programming Challengeとは、国際宇宙ステーションで活躍するロボットを操作するためのプログラムを学生たちが作る競技会です。

MBRSCとJAXAは、「きぼう」利用において初めて協力し、UAE宇宙飛行士のハッザ・アル・マンスーリー宇宙飛行士が、JAXAカメラロボットである「Int-Ball」を使った教育プロジェクトを「きぼう」で行いました。宇宙から生中継されたイベントにおいて、JAXA筑波宇宙センターの管制室とドバイのMBRSCで、UAE学生たちと宇宙飛行士のQ&Aセッションが行われました。また、イベント実施に先立ち、MBRSCとJAXAは、UAEのドバイ大学やカリファ大学において、学生向けに、宇宙ロボット技術や宇宙機の姿勢制御技術に関するセミナーを共同開催しました。

「探究や学ぶことへの欲求は人間が共有する本能のようなものです。子供たちに宇宙の不思議を垣間見せてあげること、宇宙探査の追求やそれに関連する技術を説明することは、宇宙科学技術への関心を促し、生み出す大きな源泉となります。私たちの宇宙教育の取り組みに付加価値を与えてくれるJAXAのKibo-ABCイニシアチブと連携することに大きな喜びを感じています。このコラボレーションがUAEの学生たちに利益をもたらすだけでなく、彼らに刺激を与えることを我々は光栄に思います。」MBRSCの副所長でUAE宇宙飛行士プログラム責任者であるサレム・アルマリさんはこのように述べています。

「私たちはこのコラボレーションを継続し、UAE中の学校や大学でより多くの学生たちに広がるようにしたいと思っています。MBRSCは地域の先駆けとなる宇宙センターの一つであり、このようなプロジェクトをさらに実施していく可能性を信じると同時に、従来の役割を越えて宇宙科学技術を促進していきます。JAXAとの素晴らしい協力関係に期待しています。」とサレム・アルマリさんは付け加えました。
 
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