実施日:飛行12日目
担当:マイケル・フィンク(左)、グレゴリー・シャミトフ(右)両宇宙飛行士
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実施日:飛行12日目
担当:マイケル・フィンク(左)、グレゴリー・シャミトフ(右)両宇宙飛行士
センサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System: OBSS)をS1トラスへ設置し、そのまま国際宇宙ステーション(ISS)に恒久的に残していきます。このOBSSを船外活動クルーの延長用の足場にすることで、作業可能な領域を大幅に広げることができます。
OBSSは、STS-120(10A)ミッションでP6トラスの太陽電池パドル(Solar Array Wing: SAW)の展開途中に破損が発生し、船外活動によりSAWの破損個所の修理を行った際に延長用の足場として使われ、その有効性が認識されました。
なお、OBSSは今回の船外活動でISSへ恒久的に設置されるため、OBSSの先端に装備されているTVカメラやレーザセンサは、宇宙の温度環境により使用できなくなります。そのため、今後は船外活動時の延長用の足場としてのみ使われる予定です。
現状のOBSSでは、ISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)で把持できるのは中央部のみのため、OBSS全体の長さを活かしきれません。そのため、OBSS後端のスペースシャトルのロボットアーム(Shuttle Remote Manipulator System: SRMS)用のグラプル・フィクスチャ(Electrical Flight Grapple Fixture: EFGF)を、電力・通信インタフェース付グラプル・フィクスチャ(Power and Data Grapple Fixture: PDGF)に交換することで、OBSS全体の長さを活用できるようにします。P6トラスのPDGFは今後使う予定がないため、これを回収してOBSS後端のEFGFと交換します。
OBSS後端から取り外されたEFGFは、スペースシャトル「エンデバー号」のペイロードベイ(貨物室)の前方にある船外活動用工具収納箱(Tool Stowage Assembly: TSA) に収納し、地上へ回収します。
エクスプレス補給キャリア3(Express Logistics Carrier: ELC-3)に搭載されたデクスターの予備アームを固定する大きなボルト3本を解除します。
STS-123(1J/A)ミッション時に、現在使用しているアームの固定解除を行った際、作業が難航して時間がかかりました。このため、予備アームでは、軌道上では不要となる固定解除をあらかじめ行っておきます。この作業は、現在使用しているアームが故障した際、予備アームへの交換を速やかに実施するための準備として行われます。
(特に断りの無い限り、写真、画像は出典:JAXA/NASA)
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