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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

ウィークリーレポート

NASA・ESAの実験や、2J/Aミッションに向けた準備を実施(2009年07月21日発行)


InSPACE実験の作業を行う若田宇宙飛行士

第1回船外活動のサポートを行う若田、ハーリー両宇宙飛行士(STS-127ミッション飛行4日目)
SPHERESと若田宇宙飛行士

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●7月13日~7月20日の実績

NASAや欧州宇宙機関(ESA)の実験や、STS-127(2J/A)ミッションに向けた準備を行いました。7月18日、スペースシャトル「エンデバー号」が国際宇宙ステーション(ISS)に到着し、ISS長期滞在クルーの交代が行われ若田宇宙飛行士はエンデバー号のクルーになりました。

7月13日、「コロンバス」(欧州実験棟)の微小重力研究グローブボックス(Microgravity Science Glovebox: MSG)を使用したNASAの流体実験「コロイド溶液中の常磁性体の集合体の構造研究(Investigating the Structure of Paramagnetic Aggregates from Colloidal Emulsions: InSPACE)」の手順確認や準備作業を行いました。そして7月14日、InSPACE実験を開始しました。

7月15日も、引き続きInInSPACEを実施ししたほか、欧州宇宙機関(ESA)による「無重力での空間認識能力の影響評価に関する実験(3D-Space実験)」を実施ました。また、文化・人文社会科学利用パイロットミッション「ISS宇宙飛行士による'moon score'(京都市立芸術大学 野村仁教授)」[PDF: 106KB]で、「きぼう」日本実験棟船内実験室の窓から、月の写真を撮影しました。「ISS宇宙飛行士による'moon score'」とは1年半程度をかけてISSの窓から月の写真を撮影し、それぞれの写真を音符に見立てて、地上で音楽を創出する取り組みです。

7月16日から17日にかけては、STS-127ミッションに向けて、船外実験プラットフォーム結合機構(Exposed Facility Berthing Mechanism: EFBM)を操作する与圧/曝露結合機構操作表示盤(Berthing Mechanism Control and Display Unit: BCDU)の機能確認や、「きぼう」ロボットアームの運用手順の確認を行いました。その他、ISSからスペースシャトルの機体の状態を撮影するために、スペースシャトルが機体を縦方向に360度回転させるR-Bar・ピッチ・マヌーバ(R-Bar Pitch Maneuver: RPM)中に実施する作業の手順確認などを行いました。

7月18日、STS-127(2J/A)ミッションで「きぼう」日本実験棟の船外実験プラットフォーム船外パレットを搭載したエンデバー号がISSにドッキングし、若田宇宙飛行士らISSクルーは、エンデバー号のクルーを迎え入れました。

そして、第18次/第19次/第20次長期滞在クルーとしてISSに滞在した若田宇宙飛行士は、ティモシー・コプラ宇宙飛行士と交代し、STS-127ミッションのミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)となりました。若田宇宙飛行士のISS長期滞在クルーとしての滞在日数は122日でした。

7月19日には、若田宇宙飛行士により「きぼう」船外実験プラットフォームが取り付けられ、「きぼう」は船内および船外の実験環境を有する恒久的な軌道上実験施設として完成しました。

今回のレポートをもって、若田宇宙飛行士のウィークリーレポートは終了となります。4ヶ月間にわたり応援いただき、ありがとうございました。今後の2J/Aミッションでの若田宇宙飛行士の活動は、2J/Aミッションの最新情報およびJAXAデイリーレポートでお届けします。

※特に断りの無い限り日付は日本時間です。

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