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国際宇宙ステーションの組立フライト 20A(STS-130)

第2回船外活動

最終更新日:2010年02月12日
ニコラス・パトリックロバート・ベンケン

実施日:飛行7日目
担当:ニコラス・パトリック、ロバート・ベンケン両宇宙飛行士

「デスティニー」(米国実験棟)/トランクウィリティー間のふたつのループのアンモニア冷却配管の接続

ふたつのループのアンモニア冷却配管を、「ユニティ」(第1結合部)上の取付け金具(ブラケット)を経由して、デスティニーとトランクウィリティー間に接続します。

ひとつのループは、2本の配管からできています。また、ユニティ上のブラケットは、この作業に備えてSTS-129(ULF3)ミッションの第1回船外活動で設置されたものです。

アンモニア冷却配管の接続イメージ

アンモニア冷却配管の接続イメージ

トランクウィリティーのひとつ目のループのアンモニア冷却配管の開放

ひとつ目のループのアンモニア冷却配管を開放して、国際宇宙ステーション(ISS)の外部能動熱制御システム(External Thermal Control System: ETCS)から、冷却用の液体アンモニアをトランクウィリティーに循環させます。

この後、地上からのコマンドによってトランクウィリティーが起動されます。

トランクウィリティーのキールピン、トラニオンピンへの断熱カバー取付け

トランクウィリティーのキールピンとトラニオンピン

トランクウィリティーのキールピンとトラニオンピン

トランクウィリティーのキールピン1箇所とトラニオンピン4箇所に、断熱カバーを取り付けます。

これらのピンは、トランクウィリティーをスペースシャトル「エンデバー号」のペイロードベイ(貨物室)に搭載するための固定具ですが、軌道上では放熱箇所となってしまうため、断熱カバーを取り付けます。

キューポラ移設の準備

飛行8日目に行う、キューポラのトランクウィリティー地球側の共通結合機構(Common Berthing Mechanism: CBM)への移設に備えて、準備作業を実施します。

ペタルのロンチロック解除

トランクウィリティーの地球側CBMのペタルのロンチロック(打上げ時の固定機構)を解除します。

トランクウィリティーへのハンドレール、ベントバルブの取付け

トランクウィリティーの外壁に、8本のハンドレールを取り付けます。
ハンドレールは、船外活動で作業を行う際に、船外活動クルーがつかまったり、身体をテザーで固定するための手すりです。

また、非推進式ベントバルブをトランクウィリティーに取り付けます。
このベントバルブは、キューポラの減圧時に使用します。

トランクウィリティーのハンドレール(左)と非推進式ベントバルブ(右)

トランクウィリティーのハンドレール(左)と非推進式ベントバルブ(右)

(特に断りの無い限り、写真、画像はNASA提供)

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