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国際宇宙ステーションの組立フライト 20A(STS-130)

第1回船外活動

最終更新日:2010年02月10日
ニコラス・パトリック(左)、ロバート・ベンケン(右)両宇宙飛行士

実施日:飛行5日目
担当:ニコラス・パトリック(左)、ロバート・ベンケン(右)両宇宙飛行士

トランクウィリティー設置の準備

「トランクウィリティー」(第3結合部)を「ユニティ」(第1結合部)の左舷側に設置するための準備作業を実施します。

共通結合機構(CBM)の保護カバーの取外し

トランクウィリティーの6個ある共通結合機構(Common Berthing Mechanism: CBM)のうち、ユニティへの結合部となるパッシブ共通結合機構(Passive Common Berthing Mechanism: PCBM)に取り付けられている8枚のカバーを取り外します。この作業は、トランクウィリティーがエンデバー号のペイロードベイ(貨物室)から取り出される前に行われます。

CBMのカバー

CBMのカバー

ヒータケーブルの取外し

スペースシャトルからトランクウィリティーにヒータ電力を供給するためのヒータケーブルを取り外し、ペイロードベイ(貨物室)内の船外活動用工具収納箱(Tool Stowage Assembly: TSA)に収納します。この作業は、トランクウィリティーがペイロードベイ(貨物室)から取り出される前に行われます。

ヒータケーブル

ヒータケーブル

デクスターの軌道上交換ユニット仮置き場(OTP)の取外しと保管

「デクスター」(特殊目的ロボットアーム)の軌道上交換ユニット仮置き場(ORU Temporary Platform: OTP)を取り外し、S0(エスゼロ)トラス上に保管します。

OTPの概観

OTPの概観

トランクウィリティーへのヒータケーブルとアビオニクスケーブルの接続

国際宇宙ステーション(ISS)船内のテリー・バーツ、キャスリン・ハイヤ両宇宙飛行士が操作するISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)により、トランクウィリティーがペイロードベイ(貨物室)からユニティ左舷側へ移動された後、トランクウィリティーにヒータケーブルとアビオニクスケーブル(電力・データ供給配線)を接続します。なお、ヒータケーブルはトランクウィリティーの起動後は不要となるため、飛行10日目の第3回船外活動で取り外されます。

キューポラ移設の準備(※1)

飛行8日目に行う、キューポラのトランクウィリティー地球側のCBMへの移設に備えて、準備作業を実施します。

トランクウィリティーの地球側CBMのセンターラインカメラのカバー開放

トランクウィリティーの地球側CBMのセンターラインカメラのカバーを開放します。これにより、キューポラが接近する様子を確認できるようになります。

※1:第2回船外活動で予定されていましたが、他の作業が予定より早く進んだため、前倒しで第1回船外活動で実施されました。

(特に断りの無い限り、写真、画像はNASA提供)

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