微小重力環境の「ライナスの毛布」 -Security Blanket-
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4 実施結果概要
(1) ツールのデザイン、制作、提案
研究計画に従い、「箱形」、「バルーン型(ピロー型)」をプロトタイプとし、「箱形」については1点、「バルーン型(ピロー型)」については大小数種の試作品の製作を行った。また、「バルーン型(ピロー型)」の派生型である「ブランケット型」については、2点の試作品および数点のマケットの製作を行った。「スティック型」については模型を用いた構想の段階であり、「ボード型」についてはコンセプトのみの状態で終了することとなった。
これら試作品はそれぞれに今後の展開の可能性を感じさせるものとなったが、他方いづれも実質的には第一段階の試作に相当するものにとどまった。当初は、これら第一段階の試作をもとに本テーマで取り扱う内容に関連すると思われる医療、心理学等の専門家や宇宙飛行士からのアドバイスを参考にしながら改良を進めていくことを計画していたが、このプロセスを本年度内で実現することはできなかった。

詳細については以下を御覧下さい。
3-1-a 「箱型」ツール
3-1-b 「バルーン型(ピロー型)」ツール
3-1-c 「ブランケット型」ツール
3-1-d 「スティック型」ツール

(2) 地上環境と微小重力環境の比較考察
当初は関連する過去の映像資料等をもとに考察を行う予定だったが、時間的な理由から十分な考察にはいたれなかった。
これに関しては引き続き検証考察を行う予定である。

詳細については以下を御覧下さい。
3-2 地上環境と微小重力環境の比較考察

なお、本テーマがAAS共同研究の最終年度となる2003年度より新たにスタートしたという時間的制約や試作に予想以上の時間を必要としたことから、今後の可能性を感じつつも成果としてはあまり多くのものに到ることができなかったことは残念であった。
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