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ISSで宇宙飛行士を被験者とする実験を実施するためには、入念な計画が必要です。被験者となる宇宙飛行士の人数、実験に充てられる時間、実験装置、電力、試料の冷凍・保管など限られた条件の中で、実験を計画する必要があるためです。大学や研究機関で利用されている特殊ではない実験機器や実験手法も、宇宙では容易に使えないものもあります。
実験計画には、宇宙で収集するデータと比較するための地上での対照実験の計画も含まれます。宇宙でのデータを搭乗前後のデータ(ベースラインデータ)と比較することで、宇宙でどのくらい変化したか、どのくらいでベースラインの状態に回復するかを分析するためです。
さらに、人間を対象として行う研究として、当然、宇宙飛行士の安全、健康の確保、人権尊重など倫理的な側面を十分に考慮した計画でなければなりません。
ISSで実施される宇宙飛行士を被験者とする実験計画は、実験提案を行う宇宙機関、および被験者となる宇宙飛行士の所属する宇宙機関の倫理審査委員会、各ISSパートナーの代表者による倫理審査委員会の審査・承認が必要です。
JAXAでは、機構単独、または他機関と協力して実施する共同研究に関しては、人間を対象とする研究開発が倫理等に則り、社会の理解を得つつ適正に実施されるよう独自の規定を定めています。
(特に断りの無い限り、画像は出典:JAXA/NASA)
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