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スペシャルインタビュー vol.4


菜園での作業中のスナップ。 芭蕉のような葉をした作物はウコン。 背景は古澤先生の住まいがある「仰木の里」で、その後ろは琵琶湖の南湖。 対岸は草津市と近江八幡市で安土城がある。 天気の良い日には、畑から三重県の鈴鹿山脈が見える。

発表会でのギター演奏風景

研究以外で、ずっと続けていらっしゃることなどはありますか。

「実は、学生時代はギターをやってたんですよ。 大学院に入ってからは、たまにポロンポロンと弾くぐらいで、勤めはじめてからはまったく弾かんようになってしまいました。 忙しすぎて、常に追い詰められているような感じでしたからね。 それが最近またやりたくなって始めたんですけど、これだけブランクが空くと、指使いとか、昔の勘を取り戻すだけでも一苦労でしたよ」

どんなギターを持っていらっしゃるんですか。

「以前は現代ギターをやってたんですが、今は19世紀ギターです。 現代ギターより一回り小さく、フラットの数も長さも違って、非常に弾きやすいんです。 音もぜんぜん違いますね。 現代ギターはモワ〜ンとしたこもったような音ですが、19世紀ギターはピアノのような、太鼓のような、澄み切ったとてもきれいな音色なんです。 一つ一つの音が明瞭に出せる、そんな作りになっているんですね」

毎日練習されているんですか。

「出張以外で家にいる時は毎日1時間くらいはやってますね。 もう3年ぐらい続けてますから、今ではかなり弾けるようになりました。 バッハとかモーツァルトとか、主にクラシックの曲です。 あとは映画『禁じられた遊び』のテーマ曲とか、日本のものでは『荒城の月』とか。 今いちばん弾きたいのは『アルハンブラ宮殿の思い出』なんです。 1年後には弾いてみせるわって家族に約束しています」

すごいですね。 実験が終わったら、Rad Silk終了記念ライブなんていかがですか。

「いやいや、とんでもない! ・・・でも、演奏会をやったら、ほんとに聴きにきてもらえます(笑)? 実は、定年の1年前からずっと思ってたんですよ。 『これでオレの務めは終わった!あとは宇宙実験とギター、これだけや!これだけに全身全霊をかけて取り組むんや!』ってね(笑)」



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