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では、フェルラ酸は宇宙でどう変化するのでしょうか?



この実験では、フェルラ酸とジフェルラ酸の量や化学的な構造の変化が、細胞壁の強度に影響を及ぼしているのではないか、と考えています。



イネを使った細胞壁の実験は、保尊隆享先生が中心となって若林和幸先生も参加し、1998年にスペースシャトル(STS-95ミッション)で向井千秋宇宙飛行士が実験を行っています(図1)。 そのときは、細胞壁が薄くなることがわかりました。 その実験結果を発展させて、今回はフェルラ酸を含むフェノール性化合物に注目して、これらの物質の代謝に関わる酵素の働き、また遺伝子の働きについても調べるというように、実験の手法自体も非常に進化しています。

図1 STS-95の時のイネ実験の写真
地上で育てたコシヒカリ(A)と宇宙の微小重力(STS-95)(B)で育てたコシヒカリ

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