実施日:飛行10日目
担当:アンドリュー・フューステル(左)、マイケル・フィンク(右)両宇宙飛行士
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実施日:飛行10日目
担当:アンドリュー・フューステル(左)、マイケル・フィンク(右)両宇宙飛行士
今回の船外活動では、これまで実施してきた「クエスト」(エアロック)内での前夜からのキャンプアウトは実施せず、当日の朝から体内窒素の排出手順を開始します。
具体的な手順としては、船外活動ユニット(Extravehicular Mobility Unit: EMU)を装着したまま、約50分間、足をゆっくりと交互に動かしたり、腕を回したりする非常に軽い運動を行うことで、血流内の窒素の排出を促進させます。この方法はISLE(In Suit Light Exercise)と呼ばれます。
今回の船外活動でISLEが有効であることが確認されれば、今後はISLEが標準になると期待されています。ISLEの利点は、ISS内のクルーが夜間に分断されて緊急時に対応できなくなるリスクを抑えられるこ とと、酸素の消費量を若干減らせることです。このような船外活動前に必要な準備作業の効率化のための手法開発は継続的に行われています。
電力・通信インタフェース付グラプル・フィクスチャ(Power and Data Grapple Fixture: PDGF)は、国際宇宙ステーション(ISS)のロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)の 移動場所として使われていますが、これまでロシアモジュールの外部にはPDGFが取り付けられていませんでした。今回の船外活動でPDGFをザーリャの左舷側前方に設置することにより、ザーリャまでSSRMSを移動させることができるようになります。
ビデオ信号変換器(Video Signal Converter: VSC)は、SSRMSからの映像信号を中継する装置で、PDGFと一緒に設置されます。
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