船外活動
最終更新日:2011年4月18日
STS-133ミッションでの船外活動の様子(出典:JAXA/NASA)
STS-134ミッションでは、4回の船外活動が予定されています。
各船外活動は、2名の船外活動クルーで行います。STS-134ミッションでは、マイケル・フィンク、アンドリュー・フューステル、グレゴリー・シャミトフ宇宙飛行士の3名が船外活動クルーに任命されており、2名ずつ交代で各船外活動を実施します。
実施日:飛行5日目
担当:アンドリュー・フューステル、グレゴリー・シャミトフ両宇宙飛行士
主な実施内容:
- 材料曝露実験装置7(Materials ISS Experiment: MISSE-7)の回収
- 材料曝露実験装置8(MISSE-8)の取付け
- S3トラスへの照明1台の設置
- 第2回船外活動で実施するP6トラスの太陽電池パドル熱制御システム(Photovoltaic Thermal Control System: PVTCS)へのアンモニア充填に備えたアンモニア配管の接続や、配管内部に満たされている窒素ガスの排出作業
- 「デスティニー」(米国実験棟)外壁へのワイヤレス通信アンテナの設置など
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実施日:飛行7日目
担当:アンドリュー・フューステル、マイケル・フィンク両宇宙飛行士
主な実施内容:
- P6トラスのPVTCSへのアンモニア充填作業
- 左舷側の太陽電池パドル回転機構(Solar Alpha Rotary Joint: SARJ)の潤滑作業
- 「デクスター」(特殊目的ロボットアーム)のカメラへのレンズカバーの装着
- デクスターのエンドエフェクタ (Latching End Effector: LEE)の潤滑作業
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実施日:飛行10日目
担当:アンドリュー・フューステル、マイケル・フィンク両宇宙飛行士
主な実施内容:
- ISLE(In Suit Light Exercise)の実施(※)
- 「ザーリャ」(基本機能モジュール)外部への電力・通信インタフェース付グラプル・フィクスチャ(Power and Data Grapple Fixture: PDGF)とビデオ信号変換器(Video Signal Converter: VSC)の設置
- ザーリャへの電力供給配線の敷設
※船外活動前に必要な準備作業の効率化に関する手法開発の一環として、前夜からのキャンプアウトを行わず、船外活動実施当日の朝、宇宙服を装着したまま50分間非常に軽い運動を行うことで体内窒素を排出する手順(ISLE)を初めて実施します。
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実施日:飛行12日目
担当:マイケル・フィンク、グレゴリー・シャミトフ両宇宙飛行士
主な実施内容:
- センサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System: OBSS)のS1トラスへの設置
- P6トラスのPDGFを回収し、OBSS後端のグラプル・フィクスチャ(Electrical Flight Grapple Fixture: EFGF)と交換
- OBSSから取り外したEFGFをスペースシャトル「エンデバー号」のペイロードベイ(貨物室)へ回収
- エクスプレス補給キャリア3(Express Logistics Carrier: ELC-3)に搭載されたデクスターの予備アームの固定解除
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