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国際宇宙ステーションの組立フライト ULF4(STS-132)

ミッション内容

最終更新日:2010年05月12日

STS-132(ULF4)ミッションでは、ロシアの小型研究モジュール1(Mini-Research Module 1: MRM1)、補給物資、曝露機器などを運搬し、MRM1と曝露機器を国際宇宙ステーション(ISS)に取り付けます。ミッションの内容は、主に以下の通りです。

画像

STS-132ミッション後の国際宇宙ステーション(ISS)のイメージ

ロシアの小型研究モジュール1(MRM1)の設置

写真

MRM1

ロシアの小型研究モジュール1(Mini-Research Module 1: MRM1)を、ロシアのモジュールである「ザーリャ」(基本機能モジュール)の下部ポートに設置します。

MRM1は、NASAのスペースシャトルでISSへ輸送する、初めてのロシアのISSモジュールであり、ロシアのソユーズ宇宙船プログレス補給船のドッキングポート、および保管スペースとして使用されます。

MRM1の外部には、欧州ロボットアーム(European Robotic Arm)の予備アーム、ロシアの船外活動用プラットフォーム、エアロック、ラジエータを取り付けた状態で打ち上げられます。これらは、2011年12月に打上げが予定されている、ロシアの多目的実験モジュール(Multipurpose Laboratory Module: MLM)に取り付けて使用されます。

また、MRM1の内部には、食料コンテナや物資輸送用バッグ、交換部品、実験機器類、医療用補給品など、ロシアと米国の補給物資が搭載されて打ち上げられます。

冗長系のKuバンドアンテナの設置

写真

ICC-VLDに搭載されたKuバンドアンテナ(上)とKuバンドアンテナの支柱(下)

Kuバンドアンテナを曝露機器輸送用キャリア(Integrated Cargo Carrier-Vertical Light Deployable: ICC-VLD)に搭載して運搬し、Z1トラスの右舷側に設置します。

Kuバンドアンテナは、ISSの高速高容量データ通信を可能にするKuバンドシステムの構成要素であり、データや映像、クルーの手順書やタイムライン、IP電話、その他の高速通信などは、このKuバンド回線を使用して行われています。

KuバンドアンテナはZ1トラスに取り付けられており、今回設置するKuバンドアンテナは冗長用のものです。

改良型の軌道上交換ユニット仮置き場(EOTP)の設置

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ICC-VLDに搭載されたEOTP

改良型の軌道上交換ユニット仮置き場(Enhanced ORU Temporary Platform: EOTP)をICC-VLDに搭載して運搬し、「デクスター」(特殊目的ロボットアーム)に設置します。

EOTPは、デクスターで取り扱う軌道上交換ユニット(Orbital Replacement Unit: ORU)の仮置き場として使用されます。

P6トラスのバッテリORU交換

写真

ICC-VLDに搭載されたバッテリORU

P6トラスの制御機器アセンブリ(Integrated Equipment Assembly: IEA)のバッテリORUをICC-VLDに搭載して運搬し、交換します。

P6トラスのIEAには12台のバッテリORUが設置されていますが、そのうちの6台はSTS-127(2J/A)ミッションで交換済みです。今回は、残りの6台を交換します。

JAXAの実験用品の運搬・回収

JAXAの実験試料などをISSへ運搬し、実験の成果を回収します。


(写真、画像は全てNASA提供)

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