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宇宙環境計測ミッション装置(SEDA-AP)受入試験宇宙環境計測ミッション装置(SEDA-AP)の受入試験が、筑波宇宙センターにて行われています。 SEDA-APは、「きぼう」日本実験棟船外実験プラットフォームに最初に搭載される予定の日本の曝露実験装置で、国際宇宙ステーション(ISS)の軌道上での宇宙環境を定量的に計測します。また、材料曝露実験や電子部品評価実験を行い、宇宙環境が部品・材料に与える影響を調べます。
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電気機能性能試験 | 音響試験 |
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電磁適合性試験 | 熱真空試験 |
受入試験とは、メーカで開発された装置がJAXAに引き渡されるときに行われる試験で、装置が仕様通りに製作され、ISSへの輸送に適した状態であるか検証することを目的としています。
今回のSEDA-AP受入試験では、実際に打ち上げられる予定のSEDA-APフライトモデルを試験対象とし、電磁適合性試験や音響試験、熱真空試験などの各種試験が、筑波宇宙センターにある電磁適合特性試験設備、音響試験設備、8mφスペースチャンバなどで行われます。
試験 | 目的 |
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電磁適合性試験 | SEDA-APからの雑音電波が他の機器やISSに影響を与えないことや、逆に他の機器からの雑音電波の影響を受けないことを確認する |
音響試験 | SEDA-APがスペースシャトルの打上げ時の大きな音響や振動に耐えられることを確認する |
熱真空試験 | 宇宙の熱真空環境下で、SEDA-AP各部の温度が規定範囲内に維持できることを確認するとともに、所定の性能を満たすことを確認する |
受入試験を終えると、宇宙飛行士がその完成状態を実際に見て確認するフライトクルーインタフェーステスト(Flight Crew Interface Test: FCIT)を行います。これらSEDA-APフライトモデルの最終試験は2004年度末まで行われる予定で、その後は打上げに向けて保管されることになります。
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