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*1 パイロット訓練:訓練内容を評価するための事前訓練
船内実験室訓練は、筑波宇宙センターにある船内実験室トレーナ、船内保管室トレーナやきぼうシステムトレーナを使用して実施されます。通信制御系、電力系、熱制御系、環境制御系などの「きぼう」各サブシステムの操作方法を習得することがこの訓練の目的です。 2001年秋、NASDAはISS搭乗宇宙飛行士に対して「きぼう」船内実験室運用訓練を実施する予定ですが、その訓練のリハーサルとも言えるパイロット訓練が今回行われました。訓練を受けたのは、豊富な訓練経験のある野口宇宙飛行士ら3人です。 パイロット訓練では、宇宙飛行士らに、訓練の設備や教材が揃っているか、訓練内容は適切かなどを評価してもらいます。 また、今回の訓練は教える側、つまりインストラクター自身の訓練でもあり、このような訓練を積み重ねた上で評価され、正式に訓練インストラクターとして認定される予定です。
きぼうシステムトレーナとは「きぼう」内で使われるラップトップコンピュータを模擬した訓練設備で、機器に対する制御信号の送信や計測・制御データの確認方法などを習得するためのものです。これらの設備は筑波宇宙センターにあります。 このほかに現在NASDAでは、エアロックトレーナ、ロボットアームトレーナ、ロボットアーム(子アーム)トレーナ、実験装置トレーナを整備している最中です。
また、2002年に「きぼう」船外実験プラットフォーム等のパイロット訓練と運用訓練を行う予定です。この訓練では、ロボットアームや船外実験プラットフォーム、実験装置などの操作方法について訓練を行います。 | |||||||||||||||||||||||
最終更新日:2001年
2月1日 |