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星出宇宙飛行士、日本のNanoStep実験の準備を実施(2012年7月31日)
7月30日、星出宇宙飛行士は、「きぼう」日本実験棟で「微小重力における溶液からのタンパク質結晶の成長機構と完全性に関するその場観察による研究」(NanoStep)を開始し、溶液結晶化観察装置(Solution Crystallization Observation Facility: SCOF)に試料セルの入った専用機器を取り付ける作業を行いました。
NanoStep実験は、タンパク質の結晶成長学的メカニズムの観点からタンパク質の結晶を"その場"観察法により詳細に調べ、タンパク質の機能を分子構造から明らかにするため必要な高品質な結晶作りの指針とするのが目的です。
また、欧州宇宙機関(ESA)およびドイツの長期宇宙滞在中の概日リズム(動物や植物などにある約24時間周期で変動する生理現象)の変化についての研究「CRHYT(Circadian Rhythms)」を開始し、データ収集のための装置を身につけました。
星出宇宙飛行士は、ISSに到着してから既に何度か精神運動覚醒検査(Reaction Self Test: RST)を行っています。RSTは、ソユーズ宇宙船や宇宙ステーション補給機「こうのとり」などがISSへ到着する際の対応に備え、通常とは異なる時間帯で勤務する当日およびその前3日間、その後5日間に検査を行ってデータを取得します。国際宇宙ステーション(ISS)滞在中における日々の疲労の影響を調べる実験のために行う検査で、5分間のテストを1日に2度、起床後と就寝前に行います。
その他、ISSの環境や設備に慣れるためのオリエンテーションの時間を取得しました。この時間は、クルーが希望した場合、ISSで長期滞在を開始した最初の2週間の間に与えられます。
過日皆様からデザイン画を募集し、選ばせていただいたデザインがプリントされたTシャツを星出宇宙飛行士が着用しています。(「星出宇宙飛行士がISS長期滞在中に着用するTシャツのデザインを決定!)
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