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国際宇宙ステーションの組立フライト 19A(STS-131)

ミッション内容

最終更新日:2010年03月26日

STS-131(19A)ミッションでは、国際宇宙ステーション(ISS)に「レオナルド」(多目的補給モジュール1)で、実験ラックや補給物資などを運搬します。ミッションの内容は、主に以下の通りです。

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STS-131ミッション後のISSのイメージ(提供:NASA)
※STS-131ミッションによるISSの大きな外観の変化はありません。

実験ラックおよび補給物資などの運搬

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レオナルド(提供:NASA)

STS-130(20A)ミッションにおいて「トランクウィリティー」(第3結合部)が取り付けられラックの収納スペースが増えたISSに、実験ラックやクルーの個室などの大型の荷物をレオナルドに搭載して運び、設置します。

※最後のスペースシャトルミッションとなるSTS-133(ULF5)ミッション(2010年9月予定)まで、STS-131ミッションを含めると、スペースシャトルのミッションは残り4回です。レオナルドの打上げ/回収はSTS-131ミッションが最後となります。レオナルドは、STS-131ミッション終了後に改修され、STS-133ミッションにおいて、PMM(Permanent Multipurpose Module)という名称でISSに恒久的に取り付けられ、ISSの保管庫として使われることになる予定です。

アンモニアタンクの交換と回収

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LMCに搭載されたATA(提供:NASA)

アンモニアタンク(Ammonia Tank Assembly: ATA)は、ISSの外部熱制御系で排熱を行うための冷却ループに流す冷媒(アンモニア)を収容しているタンクであり、P1トラスとS1トラスに設置されています。S1トラスに設置されているATA内のアンモニアがなくなったため、STS-131ミッションで新しいATAと交換し、使用済みのATAを回収して地上に持ち帰ります。

ATAは、軽量型曝露実験装置支援機材キャリア(Lightweight Multi-Purpose Experiment Support Structure Carrier: LMC)に収容されてスペースシャトルのペイロードベイ(貨物室)に搭載されます。ATAの交換は、船外活動により行われます。

船外活動

山崎宇宙飛行士の搭乗

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訓練中の山崎宇宙飛行士(提供:NASA)

STS-131(19A)ミッションには、山崎直子宇宙飛行士がミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)として搭乗します。

STS-131ミッションにおいて、山崎宇宙飛行士は、ロボットアームの操作と物資移送責任者(ロードマスター)を担当します。これまでの訓練で得た知識に加えて、本ミッションでの経験を、今後のISSの運用や将来の有人システム開発に役立てていきます。

山崎宇宙飛行士
山崎宇宙飛行士のミッション中の任務など

同時に2名の日本人宇宙飛行士が滞在

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野口(左)、山崎(右)両宇宙飛行士

ISSに第23次長期滞在クルーとして野口宇宙飛行士が滞在しています。STS-131ミッションで山崎宇宙飛行士が到着すると、実験ラックや補給物資などの移設・設置作業を共同で行います。

野口宇宙飛行士
野口宇宙飛行士のISS長期滞在ミッションページ

JAXAの実験用品の運搬・回収および実験の実施

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MPAC&SEED

JAXAの実験試料や実験機器をISSへ運搬します。また、これまでに実施した実験の成果や使用した実験機器を回収します。

回収品の中には、「きぼう」日本実験棟船外実験プラットフォーム宇宙環境計測ミッション装置(Space Environment Data Acquisition equipment - Attached Payload: SEDA-AP)に設置されている微小粒子捕獲実験装置/材料曝露実験装置(MPAC&SEED)も含まれます。

ミッション中には、「国際宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士の身体真菌叢評価(Myco)」実験を実施します。

「きぼう」での実験
「きぼう」で実施されている実験の詳細ページ
野口宇宙飛行士滞在中の実験
野口宇宙飛行士がISS滞在中に実施するJAXA関連の実験一覧

教育イベントの実施

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ドロシー・メカフ・リンデンバーガ宇宙飛行士(提供:NASA)

STS-131ミッションには、高校の教師だったドロシー・メカフ・リンデンバーガー宇宙飛行士が搭乗します。STS-131ミッション中、リンデンバーガー宇宙飛行士と他のクルーによる教育イベントが予定されています。


飛行スケジュール
船外活動
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