国際宇宙ステーション(ISS)では、米国中部夏時間3月19日午後0時16分(日本時間3月20日午前2時16分)から6時間7分にわたり、第1回船外活動が実施され、S6トラスの取付けや太陽電池パドル(Solar Array Wing: SAW)の展開に向けた作業が行わました。
若田宇宙飛行士は、ジョン・フィリップス宇宙飛行士とともに、S6トラスを把持したISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)を船内で操作し、船外活動クルーと連携しながら、S6トラスを取付け位置であるS5トラスの先端まで移動させました。
船外活動クルーは、S6トラスをS5トラスにボルトで結合し、電力・データ通信ケーブルを接続しました。その後、S6トラスは起動され、太陽電池ラジエータが展開されました。
- STS-119 NASAステータスレポート#08
- STS-119 NASAステータスレポート#09
- NASA発行のレポートの仮訳です。
飛行6日目には、S6トラスのSAWが展開されます。この展開により、ISS長期滞在クルー6人体制に必要な電力をISSに供給することができます。
その他に、飛行7日目の第2回船外活動の準備や、NASAの広報イベントが行われます。若田宇宙飛行士は、ISSの外部カメラ操作によるSAW展開作業の支援や、実験用冷蔵庫(GLACIAR)を「デスティニー」(米国実験棟)へ移設する作業を行います。