実施日:飛行9日目
担当:リチャード・アーノルド、ジョセフ・アカバ両宇宙飛行士
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実施日:飛行9日目
担当:リチャード・アーノルド、ジョセフ・アカバ両宇宙飛行士
CETA(Crew and Equipment Translation Aid)カート1台を、国際宇宙ステーション(ISS)のトラス上のモービルトランスポータ(台車:MT)の左舷側から、右舷側へと移動します。これは、STS-127(2J/A)ミッションで実施する、P6トラスのバッテリ交換のための準備作業のひとつです。
SSRMSの片方のエンドエフェクタ(把持手)内部のワイヤー取付け部を、潤滑剤を使用して潤滑します。
2009年に宇宙ステーション補給機(H-II Transfer Vehicle: HTV)技術実証機(初号機)がISSに打上げられますが、HTVは、ISSに接近したところをSSRMSで把持されて、「ハーモニー」(第2結合部)に取付けられます。このため、HTV打上げまでにエンドエフェクタ(把持手)のケーブル取付け部への潤滑追加が必要とされています。
STS-126(ULF2)ミッションでは、SSRMSの反対側のエンドエフェクタの潤滑作業が行われました。
STS-129(ULF3)ミッションで曝露機器輸送キャリアをP3トラス下部の曝露機器結合システム(Unpressurized Cargo Carrier Attach System: UCCAS)に設置する準備として、P3トラス下部のUCCASを展開します。
なお、P3トラス上部のUCCASは、2007年2月に展開され、2007年8月のSTS-118(13A.1)ミッションで船外保管プラットフォーム3(External Stowage Platform: ESP-3)が取り付けられました。
STS-129ミッションで曝露機器輸送キャリアをS3トラス上部外側のペイロード取付システム(Payload Attach System: PAS)に設置する準備として、S3トラスのPASを1基展開します。PASはUCCASと同様に、曝露部のシステム機器を結合する機構です。S3トラスにはPASが4基収容されています。
Z1トラスのコントロール・モーメント・ジャイロ(Control Moment Gyroscope: CMG)へ電力を供給するコネクタ1個が固くて外せないという問題がSTS-124(1J)ミッションで生じていました。これを解決し冗長性を確保します。
S1トラスとS3トラス間の流体ジャンパの接続切替、S1トラスの配線を打上げ時の振動から保護するために固定していたボルトの取外し作業などを行います。
「デクスター」(特殊目的ロボットアーム)の軌道上交換ユニット/工具交換機構(Orbital Replacement Unit /Tool Changeout Mechanism: OTCM)の断熱カバーの調整と、本体部の断熱カバーの取外しを行います。
(特に断りの無い限り、動画、写真、画像はNASA提供)
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