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国際宇宙ステーションの組立フライト 15A(STS-119)

第2回船外活動

最終更新日:2009年03月22日
スティーブン・スワンソンジョセフ・アカバ

実施日:飛行7日目
担当:スティーブン・スワンソン、ジョセフ・アカバ両宇宙飛行士

※1:ミッション期間短縮に伴い、船外活動の実施回数が当初計画されていた4回から3回に減ったため、実施作業が見直され、第4回船外活動で予定されていた作業が追加となりました。

※2:船外活動計画の見直し(※1)に伴い、見送られました。

※3:第2回船外活動中、UCCASとトラスの固定具がうまく合わず、固定が困難なことがわかり、作業は見送られました。

※4:第2回船外活動中、他の作業が遅れたため、実施が見送られました。

※5:第2回船外活動中、STS-124ミッション時と同様に、コネクタが固くて外せなかったため、見送られました。

P6トラスのバッテリ交換準備

STS-127(2J/A)ミッションでP6トラスの制御機器アセンブリ(Integrated Equipment Assembly: IEA)のバッテリ6個を交換する準備として、各バッテリを固定しているボルト2本(計12箇所)を緩める作業を行います。

【動画】P6トラスのバッテリ交換準備イメージ(STS-119ミッション)

P3トラス下部の曝露機器結合システム(UCCAS)の展開(※3)

STS-129(ULF3)ミッションで曝露機器輸送キャリアをP3トラス下部の曝露機器結合システム(Unpressurized Cargo Carrier Attach System: UCCAS)に設置する準備として、P3トラス下部のUCCASを展開します。

なお、P3トラス上部のUCCASは、2007年2月に展開され、2007年8月のSTS-118(13A.1)ミッション船外保管プラットフォーム3(External Stowage Platform: ESP-3)が取り付けられました。

【動画】曝露機器結合システム(UCCAS)の展開イメージ(STS-119ミッション)

S3トラス上部のペイロード取付システム(PAS)の展開(※4)

STS-129ミッションで曝露機器輸送キャリアをS3トラス上部外側のペイロード取付システム(Payload Attach System: PAS)に設置する準備として、S3トラスのPASを1基展開します。PASはUCCASと同様に、曝露部のシステム機器を結合する機構です。S3トラスにはPASが4基収容されています。

船内保管室へのGPSアンテナの取付け(※1)

船内保管室に取り付けられたGPSアンテナ(STS-126ミッション)

船内保管室に取り付けられたGPSアンテナ(STS-126ミッション)

「きぼう」日本実験棟の船内保管室上部に、宇宙ステーション補給機(H-II Transfer Vehicle: HTV)近傍通信システム(Proximity Communication System: PROX)用のGPSアンテナ1基を設置します。

STS-126(ULF2)ミッションで、このGPSアンテナ2基を取り付ける予定でしたが、時間の制約のため、1基のみ設置しました。本ミッションで2基目を設置します。

S1トラス、P1トラスのラジエータ撮影(※1)

赤外線ビデオカメラと通常のデジタルカメラを使用して、ラジエータの状態を撮影します。赤外線ビデオカメラでは、サーモイメージ(熱分布画像)を撮影します。

2008年秋に、S1トラスのラジエータのパネル1枚の表面が剥離しかけているのが見つかり、状態を詳しく調査するために撮影を行うことになりました。

【動画】S1トラス、P1トラスのラジエータ撮影イメージ(STS-119ミッション)

コントロール・モーメント・ジャイロ(CMG)のパッチパネルのコネクタの配線切替え(※1、※5)

Z1トラスのコントロール・モーメント・ジャイロ(Control Moment Gyroscope: CMG)へ電力を供給するコネクタ1個が固くて外せないという問題がSTS-124(1J)ミッションで生じていました。これを解決し冗長性を確保します。

P1/P3トラス関連作業(※2)

P1トラスの断熱カバーが緩んでいる箇所を修正する作業や、P1トラスとP3トラス間の流体ジャンパの接続切替、P1トラスの配線を打上げ時の振動から保護するために固定していたボルトの取外し作業を行います。

(特に断りの無い限り、動画、写真、画像はNASA提供)

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