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国際宇宙ステーションの組立フライト 15A(STS-119)

写真:

KSCに着陸するディスカバリー号(提供:NASA)

スペースシャトル「ディスカバリー号」は、米国東部夏時間3月28日午後2時08分(日本時間3月29日午前3時08分)に軌道離脱噴射を行い、3月28日午後3時13分(同3月29日午前4時13分)に、NASAケネディ宇宙センター(KSC)に着陸し、12日と19時間30分にわたるミッションを終えました。

ミッション結果の要約
STS-119(15A)ミッション結果の要約を掲載しています。
STS-119 NASAステータスレポート#27
NASA発行のレポートの仮訳です。

STS-119ミッションについて

STS-119ミッション/国際宇宙ステーション(ISS)組立ミッション(15A)は、スペースシャトル「ディスカバリー号」によるISSの組立フライトであり、スペースシャトルによるISSの組立・補給フライトとしては28回目、ロシアのロケットでの打上げを含めると32回目の組立フライトです。

STS-119ミッションでは、S6トラスを運搬します。

ミッション概要
若田宇宙飛行士

若田宇宙飛行士が搭乗

STS-119(15A)ミッションには、若田光一宇宙飛行士がミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)として搭乗します。若田宇宙飛行士は、第18次長期滞在クルーとしてISSに滞在しているサンドラ・マグナス宇宙飛行士と交代し、その後約3ヶ月間ISSに滞在します。

若田宇宙飛行士によるISS長期滞在
若田宇宙飛行士プロフィール
若田宇宙飛行士の担当業務
  • S6トラスの取付けや船外活動の支援のためのISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)や「デクスター」(特殊目的ロボットアーム)のISSロボティクス操作
  • スペースシャトルのロボットアーム(Shuttle Remote Manipulator System: SRMS)とセンサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System: OBSS)によるオービタの熱防護システム(Thermal Protection System: TPS)検査
  • ISSフライトエンジニアとしての長期滞在のための引継ぎ作業
  • 実験装置の運用
  • 「クエスト」(エアロック)での船外活動支援
STS-119(15A)ミッション飛行計画(2009年3月29日現在)
項目 計画
打上げ日時 2009年3月15日午後7時43分(米国東部夏時間)
2009年3月16日午前8時43分(日本時間)
打上げ場所 NASAケネディ宇宙センター(KSC) 39A発射台
ISSとの結合日時 2009年3月17日午後4時20分(米国中部夏時間)
2009年3月18日午前6時20分(日本時間)
ISSからの分離日時 2009年3月25日午後2時53分(米国中部夏時間)
2009年3月26日午前4時53分(日本時間)
飛行期間 約13日間
搭乗員/作業体制 スペースシャトルクルー7名(内1名はISS長期滞在クルー)/1シフト
オービタ ディスカバリー号(36回目の飛行)(スペースシャトル通算125回目の飛行)
軌道高度 軌道投入高度:約226km、ドッキング高度:約361km
軌道傾斜角 51.6度
帰還日時 2009年3月28日午後3時13分(米国東部夏時間)
2009年3月29日午前4時13分(日本時間)
帰還場所 主帰還地:NASAケネディ宇宙センター(KSC)
代替帰還地:エドワーズ空軍基地内NASAドライデン飛行研究センター(DFRC)、ホワイトサンズ宇宙基地
主な搭載物 S6トラス(太陽電池パドル、ラジエータ含む)、補給物資、実験機材など
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