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国際宇宙ステーション

STS-119 NASAステータスレポート#27

最終更新日:2009年3月29日
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2009年3月28日(土) 午後2時30分(米国中部夏時間)
2009年3月29日(日) 午前4時30分(日本時間)

国際宇宙ステーション(ISS)の能力を最大限に引き上げたスペースシャトル「ディスカバリー号」の7名のクルーは、米国フロリダ州のNASAケネディ宇宙センター(KSC)への着陸可能な気象条件が整う機会を見計らい、米国時間3月28日(日本時間3月29日)に地上に帰還しました。

ミッションマネージャらは、スペースシャトル着陸施設(Shuttle Landing Facility:SLF)で突風が吹き、上空が雲で覆われていたために、最初の着陸機会を見送りましたが、3月28日午後2時14分(同3月29日午前4時14分)の2度目の着陸機会に状況が好転した機運をとらえました。

3月28日午後2時13分17秒(同3月29日午前4時13分17秒)にディスカバリー号の主脚が接地し、続いて午後2時13分40秒(同3月29日午前4時13分40秒)に前輪が接地しました。スペースシャトルの車輪は午後2時14分45秒(同3月29日午前4時14分45秒)に停止し、本ミッションの合計時間は12日と19時間29分33秒でした。ディスカバリー号の本ミッションでの飛行距離は5,304,140マイル(約8,534,361km)でした。

ディスカバリー号のコマンダーであるリー・アーシャムボウ、パイロットのドミニク・アントネリ、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のジョセフ・アカバ、リチャード・アーノルド、ジョン・フィリップス、スティーブン・スワンソン、およびサンドラ・マグナスは午前中に、本日の軌道離脱噴射と着陸に向け準備を行いました。マグナスはフライトエンジニアとして4ヶ月間をISSで勤務した後の帰還です。マグナスは134日間を宇宙で過ごし、そのうちの129日間はISSに滞在しました。日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙飛行士である若田光一は、ディスカバリー号の打上げに搭乗し、第18/19次長期滞在クルーとしてISSに残りました。

ディスカバリー号のミッションでは、最後の一対の太陽電池パドル(Solar Array Wing: SAW)を打上げ、ISSに取り付けました。このSAWはその後の点検でも良好に動作しています。さらにスペースシャトルのクルーは、ISSの水再生システム(Water Recovery System: WRS)の尿処理装置(Urine Processor Assembly: UPA)の蒸留装置(Distillation Assembly: DA)の交換品を届け、交換作業の支援を行いました。こちらも現在までのところ良好に作動しています。ディスカバリー号はWRSで尿から再生された数リットルの水サンプルの水質を分析するために地上に持ち帰りました。SAWおよびWRSは、今年の夏にISSのクルーを6人に倍増するための重要な要素です。

また、3回の船外活動を通じてディスカバリー号のクルーは、今年後半に日本の宇宙ステーション補給機(H-II Transfer Vehicle: HTV)がISSとランデブできるようにGPSアンテナの起動を行い、さらに、今後のISSとスペースシャトルのクルーによるISS組立に向けた準備を整えました。

ディスカバリー号のクルーは、3月29日午後4時(同3月30日午前6時)頃にKSCのエリントン空港のハンガー990に到着し、ヒューストンの本拠地に戻る予定です。式典には一般人も参加可能となっています。

出典:STS-119 MCC Status Report #27(NASA)

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 
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