宇宙連詩 みんなで紡ごう、宇宙に流れる生命のメッセージ

宇宙連詩のルール

2003年度に編纂した宇宙連詩「地球の生命」の冒頭3詩を例に、宇宙連詩のルールを紹介致します。
冒頭3詩は、次のとおりです。




宇宙は何でも吸い込みそうな真っ暗闇、
46億年前に光と共に太陽は生まれた
地球は青く輝くいのちの星
40億年前に生命は海に生まれた
川をのぼり、陸に上がり、空に舞い上がった。
毛利衛
わたしはカモメ! カモメなの!
濡れた砂から そっと飛べば
帆船のなかで 星占いするヒトが見えてきて
新藤涼子
星占いの名人でも
星の胎内で生じている
新たな星の誕生劇は見徹せない
ましてあなたの胸の火花の
ゆくえを予言するなんてことは
大岡信



ルール1:
宇宙連詩は、5行詩、3行詩、5行詩、・・・と、5行詩と3行詩の繰り返しから構成されます。直前の詩が5行詩(3行詩)であれば、3行詩(5行詩)を応募または寄稿ください。
ルール2:
直前の詩の中から、ある言葉、または、ある1行を引用して、自作の出発点にしてください。引用は、直前の詩の中の言葉、行を、そのまま引用しても良いですし(例1)、直前の詩の中の言葉、行のアイディアを踏襲し、別の言葉にしても良いです。(例2)
例1:
第3詩を詠んだ、大岡信さんは、直前の詩(新藤涼子さんが詠んだ第2詩)の中の「星占い」という言葉に注目し、その言葉を、そのまま引用することで、第3詩の出発点としています。
例2:
第2詩を詠んだ、新藤涼子さんは、直前の詩(毛利衛宇宙飛行士が詠んだ第1詩)の中の「空に舞い上がった」というアイディアに注目し、その言葉を出発点に、「私はカモメ!カモメなの!」と引用して、第2詩を詠んでいます。
ルール3:
連詩をつくるときは、以下を心がけましょう。
* 前の詩からポンと飛ぶこと
* 次の人が続けられること(完結しないこと)
* 具体的であること(抽象的でないこと)
 



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