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- 打上げ予定のスペースシャトル実験ミッション(STS-107)でのラット実験におけるサンプルシェア研究テーマの選定が行われ、日本からは9テーマが選定されました。
- スペースシャトルでのラット実験サンプルシェア研究について
前述のスペースシャトル実験ミッションで米国とフランスの研究者が実施するラットの宇宙実験において、解析に使用しない臓器、組織を利用した研究テーマを国際的に公募しました。限られた宇宙実験機会で得られる貴重なサンプルを有効に利用することを目的としており、これらのサンプルを利用して、宇宙環境利用研究で重要な骨量減少、筋萎縮や微小重力下での免疫系の変化などの研究を行うのものです。国際協力作業により、臓器の摘出・保存処理と選定テーマ研究者への輸送を行います。(図1参照)
公募は国際ライフサイエンス戦略会合(米国、欧州、フランス、ドイツ、カナダ、ウクライナ、日本の宇宙機関が参加)が行いました。テーマの選定にあたっては、各国で評価推薦するテーマについて、本宇宙実験計画への貢献を考慮して調整の上選定するものです。我が国はスペースシャトルの第2帰還地での解剖作業を担当する予定です。
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図1 ラット実験サンプルシェア研究の流れ |
- テーマの募集選定、実施作業の流れ
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- 日本から選定された研究テーマ
- 他国の選定テーマ数との比較
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日本 |
米国 |
カナダ |
欧州 |
ウクライナ |
計 |
応募数 |
17 |
5 |
2 |
5 |
8 |
37 |
選定数 |
9 |
3 |
2 |
2 |
0 |
16 |
最終更新日:2002年7月5日
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