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オービタは、クルーが搭乗するクルー・キャビンのある前方部、ペイロードを搭載するペイロードベイ(貨物室)のある中央部、メインエンジン(Space Shuttle Main Engine:SSME)のある後方部から構成されています。また、オービタの表面には、大気圏再突入時の高熱からオービタを保護するために、さまざまな耐熱タイル・耐熱コーティング・耐熱繊維が使用されています。
現在使用可能なオービタは3機あり、試験機などを含めると以下のオービタが開発されました。
オービタ名 | 概要 |
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パスファインダー | 1977年に地上試験用に開発 |
エンタープライズ | 1976年に滑空着陸試験用として開発 |
コロンビア | STS-1で初飛行。2003年2月1日、帰還時に空中分解で喪失 |
チャレンジャー | STS-6で初飛行。1986年1月28日、チャレンジャー事故にて喪失 |
ディスカバリー | STS-41Dで初飛行。STS-133で最終飛行し、退役 |
アトランティス | STS-51Jで初飛行。STS-135で最終飛行し、退役 |
エンデバー | STS-49で初飛行。STS-134で最終飛行し、退役 |
クルー・キャビンは、上からフライトデッキ、ミッドデッキ、装置格納庫の三層に分かれています。キャビン内は、環境制御・生命維持システムにより、気圧・温度・湿度・大気組成などが管理され維持されています。
スペースシャトルの操縦を行うところです。地上との通信やロボットアームの操作、および地球観測もここから行われます。コマンダー、パイロット、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)2名の計4名が搭乗します。
クルーの生活する区画です。食事や睡眠、トイレなど、宇宙での生活に必要な作業はここで行われます。また、ペイロードベイに搭載された宇宙実験室やドッキングモジュール/エアロックへ行き来するための出入り口もあります。クルーが3名搭乗します。
換気用のファン、流体ポンプ、ゴミ袋などが配置されています。機器や配管がぎっしり詰まっているため、クルーがこの中に入ることはありません。
ペイロードベイには、衛星やISSの構成要素のほか、宇宙実験室などが搭載され、側壁部と底部の固定機構により固定されます。
また、ペイロードベイにはカメラやライトが設置されており、クルーはフライトデッキ後方でこれらのカメラを切り替えながら、ロボットアームを操作します。
OMSは左右に2基装備されており、オービタの軌道投入、軌道の変更、軌道離脱のために使用されます。また、STS-88以降、ISS組み立てフライトの大半で、打上げ時に推力を増強させる目的で使用されています。
全長 | 37.2 m |
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高さ | 17.3 m(着陸時) |
翼幅 | 23.8 m |
重量(2000年2月現在) | ディスカバリー: 78.7 t アトランティス: 78.4 t エンデバー: 78.8 t (SSME3基を含む、貨物・推進剤を除く) |
推力 | メインエンジン1基あたり 海面上:178 t 真空中:221 t |
ペイロードベイ | 長さ:18.3 m 直径:4.6 m |
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