|
||||||
本ミッションは、STS−76,81,86においてKidSatという名称で行った同様のミッションを発展させたもので、STS−89以降EarthKAMの名称でプログラムが開始されました。 プログラムに参加した学校では、撮影に関するテーマの選定や利用方法の検討を行い、インターネットを利用して他の参加校と互いに話し合います。また、シャトルの仕組みや軌道についても学びます。 撮影地点が雲に覆われているのを避けるため、生徒たちは気象衛星の画像をもとに効果的な撮影地点を選定し、インターネットを通じてシャトルに選定地点の撮影指示を行います。撮影された電子写真は数時間後に地上の参加校まで送信されます。 使用するカメラは電子カメラです。打上げ後、クルーがシャトルの後方フライトデッキの頭上ウィンドウに取り付けます。さらに電子カメラはシャトル内のパソコンに接続され、地上から電子カメラを制御できるように設定されます。 カメラや付属機器の取付け/取外し、最初のカメラ指向、レンズ交換を除けば、クルーの介在は無く、すべて地上から操作することができます。 EarthKAMではこれまで、ヒマラヤ、太平洋上の雲、火山、インドネシアの大規模な山火事などのテーマに基づき2,000枚以上の地球の写真が撮影されています。 今回のEarthKAMプログラムには、初めて日本の学校4校とドイツの学校が参加します。米国外の学校がEarthKAMに参加するのは今回が初めてです。 なお、STS-99ミッション期間中の本番に向けて、EatrhKAM参加校はシミュレーションに参加しました。これは、米国カリフォルニア大学サンディエゴ校のミッションオペレーションセンター及びEatrhKAM参加校が参加し、地球 2周回分を模擬した3時間程度のオペレーションを本番さながら練習するものです。 過去の実施状況
※ 参考:EarthKAM(KIDSAT)の関連ホームページ
最終更新日:2004年7月22日
|