すでに役割を終えたロシア(旧ソ連)の宇宙ステーション・ミール(Mir)船内からは、さまざまな環境微生物が検出されています。
実際、これらの微生物によって、ミールの機器や装置が障害を受けたこともあります。
宇宙飛行士の健康管理をする医師や研究者らは、微生物が原因で起こる装置のトラブルだけでなく、宇宙飛行士の健康に何らかの影響を及ぼすのではないかと懸念しています。
宇宙飛行士の健康管理や将来の有人探査のためにも、ISSに存在する微生物の種類や量、分布などのデータを蓄積する必要性が生じてきています。
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図1 ロシアの宇宙ステーション・ミールと船内から分離された真菌(提供:NASA)
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図2 ミールから分離同定されたペニシリウム(上)とアスペルギルス(下)
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