『キュウリの芽生えの重力形態形成(CsPIN1)』編
地上では重力の影響を完全に取り去ることができないため、重力のある状態と、重力が無い状態を比較することができません。
微小重力の宇宙ステーションであるからこそ、両者を比較し、重力刺激が形態形成に与える影響を明らかにできる実験です。
重力が関与する生命現象とその仕組みに関する仮説は、宇宙実験によって検証されます。
オーキシンの分布は、重力応答だけではなく、胚発生、維管束分化、葉序・花序の形成等、植物の形態形成おいて制御されています。
したがって、オーキシンの分布を制御するしくみがわかれば、そのしくみを利用して植物の形態形成をコントロールすることができ、植物栽培技術への貢献などが期待されます。
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