|
代表研究者
馬嶋 秀行
Hideyuki J. MAJIMA
鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科
教授
専門 : 活性酸素医学、ミトコンドリア学、 放射線医学、宇宙環境医学
|
|
TOPICS:
【馬嶋先生 スペシャル・インタビュー】
ヨットにすべてを懸けた少年時代、バンド活動に熱中した高校時代をへて、放射線研究の世界へ。
すべてが真剣勝負という馬嶋先生が、宇宙放射線研究の重要性や宇宙実験の意義について語ります。
【宇宙実験サクッと解説 : 実験紹介編】
宇宙実験調査団のピカルが馬嶋先生をたずねて鹿児島へ。
Neuro Rad実験のキホンについて聞きました。
【もっと知りたいサクッと解説 : 活性酸素編】
ピカルの姉キラリが馬嶋先生に活性酸素について聞きました。
活性酸素の「なぜ?」がわかります。
【宇宙実験準備リポート】
地上では宇宙実験に向けて着々と準備が進んでいます。
臨場感あふれる作業風景を最新の画像を交えてお伝えします。
【宇宙実験リポート】
「きぼう」での実験の状況をお伝えします。
|
実験の背景
生命機能をつかさどる重要な役割を果たしている神経細胞。
宇宙放射線により、この細胞にどんな障害がもたらされるかを知っておくことは、宇宙長期滞在に向けて不可欠といえます。
実験の目的
ミトコンドリアは、生物の健康維持に必要な仕組みであるアポトーシス(プログラム細胞死)に深く関わっています。
宇宙で細胞がダメージを受けた際、アポトーシスが正常に機能するかどうかを、ミトコンドリアに着目して検証します。
実験内容
宇宙で培養した神経細胞を保存し、冷凍して回収します。
地上では、どんな遺伝子が働いているかを網羅的に解析するとともに、ミトコンドリアの働きに関わった遺伝子、タンパク質についても調べます。
ココがポイント!
この実験で、宇宙放射線に長期間さらされた神経細胞が受ける影響について、具体的で詳細な情報が得られると期待されています。
成果
この実験では、きぼう内に設置されている細胞培養装置の無重力環境区と、遠心加速器を使って地上と同じ重力を与えられる1G重力区で14日間及び28日間細胞を培養した後、化学処理、あるいはきぼう内の冷凍庫で凍結させて地上に持ち帰りました。
本実験は2010年4月から5月まで実施されました。
「きぼう」での実験ページへ
|