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ラットの細胞を打ち上げます。 宇宙で微小重力区と約1Gの重力区で37℃で培養し、10日後に筋肉を成長させる物質(成長因子)を加えます。 その後、保存液を入れ、冷凍して回収します。



地上に回収後、遺伝子とタンパク質の両方を調べます。 特にCbl-bの量や、成長因子を伝える経路にある複数のタンパク質の量を調べて、筋肉を作るために必要な過程に登場するタンパク質のどれに作用して、どのタンパク質を減らしているか、Cbl-bのターゲットになるタンパク質を明らかにします。

図1 宇宙実験で使用する細胞培養容器
宇宙実験に適応させた薄型のプラスチック製培養容器。 この培養容器を専用の液交換器具に取り付けて培地の交換、細胞の固定などを行う。


図2 筋線維の断面(顕微鏡観察画像)
通常は萎縮が起こりにくいラットのスネの前側にある筋肉に、試薬で標識したCbl-b遺伝子を含むプラスミド(運び屋DNA)を注入した(矢印部分)。 2週間後に解剖して筋肉を取り出し染色すると、プラスミドが入った部分と、Cbl-b遺伝子が働いた部分が写真のように染色された。 グラフは、プラスミドの入らなかった部分とCbl-b遺伝子が働いた部分の筋繊維断面積を測定し比較したもの。Cbl-b遺伝子が働いた部分では、ユビキチン化が起こり筋肉の萎縮がみられた。

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