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「きぼう」での実験

「きぼう」日本実験棟で植物長期生育実験の短期収穫が実施されました

最終更新日:2009年10月15日

※日付は日本時間

10月13日夜、「きぼう」日本実験棟で実施されている、植物を使用したはじめての長期生育実験(SpaceSeed)※1において、短期収穫が実施されました。

※1 微小重力環境における高等植物の生活環
(代表研究者:神阪盛一郎 富山大学客員教授、大阪市立大学名誉教授)


SpaceSeed実験は、シロイヌナズナという植物を用いて、種子から発芽し、次の世代の種子がとれるまでの一連のサイクル(ライフサイクル)に対する重力の影響を調べるもので、シロイヌナズナの生育の様子を地上から観察するとともに、宇宙で収穫した種子や植物体を冷蔵や冷凍で持ち帰ります。

今回の短期収穫は、発芽から約30日目のシロイヌナズナを収穫するもので、生育過程での微小重力影響を知るためのサンプルとなります。なお、収穫された植物は、来年地上へ回収されるまでは、「きぼう」にて冷凍・冷蔵保存されます。

本実験は11月中旬まで継続する予定で、最終的には種子採取、回収を目指します。


刈り取り前のシロイヌナズナ(0G部)

刈り取り前のシロイヌナズナ(0G部)
(クA輅AXA/富山大学)

  • 発芽から約30日経過し、成長したシロイヌナズナ。上方では開花しています。
  • この収穫では、特に細胞壁構築に関する遺伝子の微小重力影響を調べようとしているものです。
刈り取られた葉、茎、花が入った回収用チューブを持つニコール・ストット宇宙飛行士

刈り取られた葉、茎、花が入った回収用チューブ
を持つニコール・ストット宇宙飛行士)
(クA輅AXA/富山大学)


SpaceSeed実験紹介ページ:微小重力環境における高等植物の生活環

 
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