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「きぼう」での実験

画期的な医薬品開発や環境・エネルギー問題の解決につながる高品質タンパク質結晶生成実験(第5回)を終了しました

最終更新日:2012年5月 1日

※日付は日本時間

「きぼう」日本実験棟において実施されていた、高品質タンパク質結晶生成実験(JAXA PCG)の5回目の実験が終了しました。本実験は、「きぼう」のタンパク質結晶生成装置(Protein Crystallization Research Facility: PCRF)を使用して行われました。

タンパク質の打上げ 2012年1月26日(木)午前8時06分

【プログレス補給船(46P)】
軌道上での実験期間 1月29日(日)~4月27日(金)
タンパク質の回収 4月27日(金)午後8時45分

【ソユーズ宇宙船(28S)】

今回の実験では、実験試料を入れる高品質タンパク質結晶生成用セルユニット(2式)に96サンプル(タンパク質の種類数:48種類)を搭載しました。マラリアなどの感染症、インフルエンザ、筋ジストロフィーなどの様々な疾病の治療薬の開発に繋がるタンパク質や、環境負荷の少ないバイオ燃料開発、ナイロンの分解などの環境・エネルギー問題の解決に貢献することが期待されるタンパク質を搭載しました。「きぼう」での宇宙実験により、地上で結晶化したタンパク質の結晶に比べ、より高品質な結晶が取得されることを目指しています。また、前回に引き続き、国際協力としてロシアやマレーシアのタンパク質も搭載しており、タンパク質の結晶化の結果が期待されます。

タンパク質結晶生成宇宙実験の詳細はこちらをご覧ください。

タンパク質結晶生成宇宙実験紹介ページ: /kiboexp/theme/first/protein/

 
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