このページは、過去に公開された情報のアーカイブページです。

<免責事項> リンク切れや古い情報が含まれている可能性があります。また、現在のWebブラウザーでは⼀部が機能しない可能性があります。
最新情報については、https://humans-in-space.jaxa.jp/ のページをご覧ください。

サイトマップ

宇宙ステーション・きぼう 広報・情報センター宇宙ステーション・きぼう 広報・情報センタートップページ
  • Menu01
  • Menu02
  • Menu03
  • Menu04
  • Menu05
  • Menu06
  • Menu07

「きぼう」での実験

画期的な医薬品開発や環境・エネルギー問題の解決につながる高品質タンパク質結晶生成実験(第3回)を開始しました

最終更新日:2010年9月13日

※日付は日本時間

「きぼう」日本実験棟において、高品質タンパク質結晶生成実験(JAXA PCG)の3回目の実験を開始しました。
本実験は、「きぼう」日本実験棟のタンパク質結晶生成装置(PCRF)を使用して行います。


実験に使用されるタンパク質サンプルは、9月10日(金)19時22分にカザフスタンのバイコヌール宇宙基地からロシアのプログレス補給船(39P)で打ち上げられました。9月12日(日)20時58分に国際宇宙ステーション(ISS)に到着後、宇宙飛行士によって実験装置への取付けが行われ、9月13日(月)04時01分に地上からの遠隔操作で実験装置の温度環境の制御を開始し、実験を開始しました。

JAXA PCG実験は、ロシアとの協力のもとで、これまでに11回行ってきました(「きぼう」で2回、ロシアのサービスモジュールで9回)。
JAXAは、これまでの実験を通じて、実験提案を受けてから宇宙実験終了後のデータ取得まで、独自の技術とプロセスを確立し、各国宇宙機関の中でも卓越した宇宙実験で、有効な成果を創出できるようになりました。これにより、地上で結晶化したタンパク質の結晶に比べ、より高品質な結晶が宇宙実験で取得できるようになっています。

今回の実験では、実験試料を入れる高品質タンパク質結晶生成用セルユニット(2式)に96サンプル(タンパク質数:48種類)を搭載して実験を実施します。
本実験では、マラリアなどの感染症、インフルエンザ、筋ジストロフィー等の様々な疾病の治療薬の開発に繋がるタンパク質や、環境負荷の少ないバイオ燃料開発、ナイロンの分解等の環境・エネルギー問題の解決に貢献することが期待されるタンパク質を搭載し、「きぼう」での利用成果を創出することを目的としています。
また、日本のサンプルの他、国際協力としてロシアやマレーシアのタンパク質も搭載しています。

実験は本年11月末まで実施され、ソユーズ宇宙船(23S)で回収される予定です。

タンパク質結晶生成宇宙実験の詳細はこちらをご覧ください。

 タンパク質結晶生成宇宙実験紹介ページ:タンパク質結晶生成宇宙実験

 
Copyright 2007 Japan Aerospace Exploration Agency SNS運用方針 | サイトポリシー・利用規約