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※日付は日本時間
「きぼう」日本実験棟の流体物理実験装置(Fluid Physics Experiment Facility: FPEF)を使用して実施する、マランゴニ対流実験の2テーマ目※の第2シリーズが開始されました。
筑波宇宙センターからの遠隔操作により実験装置の動作確認が行われた後、2月1日(火)午前6時12分から実験が開始されました。
マランゴニ対流実験では、シリコーンオイルという液体で大きな柱(液柱)を作り、液柱の表面の流速や温度の分布、内部の流れの変化を調べます。
今回行われる2テーマ目では、液柱における対流を観察する方法として超音波によるドップラー効果を利用したUVP(Ultrasonic Velocity Profiler、超音波流速分布測定法)という方法を用いて、液柱内部の速度分布の計測や赤外線サーモグラフィによる表面温度変動の測定を行います。
今回の第2シリーズでは、昨年1月末から7月中旬まで実施された第1シリーズと同様に直径5cmの液柱を作成し、試料の粘性を変えて実験を行います。実験は、本年8月末頃まで実施する計画です。
同じくマランゴニ対流実験として実施されている1テーマ目の「マランゴニ対流におけるカオス・乱流とその遷移過程」(代表研究者:西野耕一 横浜国立大学教授)と、今後実施が予定されている3テーマ目の「高プラントル数流体のマランゴニ振動流遷移における液柱界面の動的変形効果の実験的評価(Dynamic Surf)」(代表研究者:鴨谷康博 ケースウェスタンリザーブ大学教授)とともに、液柱内マランゴニ対流現象の解明において、多くの新しい科学的知見と成果を得ることが期待されます。
マランゴニ実験紹介ページ: /kiboexp/theme/first/marangoni/
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