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「きぼう」での実験

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簡易曝露実験装置(ExHAM)を利用した長期材料曝露等の第2回実験が始まっています

最終更新日:2015年11月25日
ExHAMは、人工衛星や将来の宇宙機などに使われる材料などが宇宙の過酷な環境(例えば宇宙放射線や超高真空の環境)で適用できるのか、それを実証するための機会を手軽に提供することができます。
  • 材料や部品が宇宙空間で、実際にどう変化するのか見てみたい。
  • 材料や部品が、宇宙空間でどのように劣化するのかを長期的・経時的に調べたい。
  • 宇宙空間にどのような物体が浮遊しているのか調べたい

ExHAMの強みは、「きぼう」の船外実験プラットフォームに実際に、材料や部品などの実験サンプルを宇宙空間に曝した後、そのサンプルを地上に持ち帰り分析することができることです。

ExHAMを利用した実験は、今年の5月末に続いて、2回目の実験となります。

今回、以下の実験のサンプルがExHAMに取り付けられました。
・次世代ソーラーセイルに向けた高機能薄膜デバイスの宇宙環境影響評価(Solar Sail)
・軽量かつ高精度な反射鏡の宇宙環境影響評価(CFRP Mirror)
・有機物・微生物の宇宙曝露と宇宙塵・微生物の捕集(たんぽぽ)
・宇宙応用を目指した先端材料宇宙環境曝露実験(CNT)
・PEEK及びPFA材料の宇宙環境曝露試験(PEEK)

このうち、Solar SailとCFRP Mirrorの2つは、昨年10月のシグナス補給船運用3号機(Orb-3)の打上げ失敗によりサンプル全てを喪失しながらも、今回、短期間で再製作・再トライの実験となります。

実験サンプルを取り付けるExHAM2号機本体は、「こうのとり」5号機(HTV5)にて打ち上げられ、実験サンプルも、ドラゴン補給船運用6号機(SpX-6)(2015年4月)と「こうのとり」5号機でそれぞれ、打ち上げられています。

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油井宇宙飛行士による、きぼうエアロックスライドテーブルへのExHAM2号機本体取付作業
(出典:JAXA/NASA)

10月30日に、油井宇宙飛行士により、実験サンプルをExHAM2号機本体に取り付ける作業が行われました。11月11日夕方から夜間にかけて、「きぼう」のエアロックから船外に搬出されたExHAM2号機は、「きぼう」ロボットアーム先端の子アームで把持された後、船外実験プラットフォーム上のハンドレールに取り付けられました。

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船外に取り付けられるExHAM2号機(出典:JAXA/NASA)

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ExHAM2号機の取付けを見守る研究者及び関係者(出典:JAXA)

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打ち上げ準備から実施後の解析までの流れ


簡易曝露実験装置(ExHAM)
 
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