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「きぼう」での実験

「きぼう」の芸術利用「水の球を用いた造形実験」及び「墨流し水球絵画」を行いました

最終更新日:2008年9月10日

「きぼう」日本実験棟にて、文化・人文社会科学利用パイロットミッションの「水の球を用いた造形実験(京都市立芸術大学 藤原隆男教授)」及び「墨流し水球絵画(筑波大学 逢坂卓郎教授)」を行いました。

水の球を用いた造形実験

水球のCG

「水の球を用いた造形実験」[PDF: 120KB]は、直径約8cmの水球に針金2本を使って振動を加え、振動の共鳴による美しい形を創造します。水球を振動させる試みは、これまで宇宙で何度か行われていますが、今回、2か所に振動をあたえることによる新たな水球の姿を造形します。


【実施状況を見守っていた藤原教授のコメント】

水を準備しようとしたら、水が入っているはずのタンクが空で宇宙飛行士が改めて準備してくれるなど、予想していなかった状況もあったが、宇宙飛行士は非常に冷静にやってくれたと思います。映像の配信が遅れることになったため、宇宙飛行士の手元の作業をその場で詳しく見ることは出来なかったが、楽しそうにやっているように見えました。送られてくる映像が楽しみです。行っている様子からきっとうまくいったと期待しています。

墨流し水球絵画

墨流しのイメージ

「墨流し水球絵画」[PDF: 142KB]は、直径約8cmの水球に地球大気に見られる雲の流れのような美しい現象を東洋で生まれた墨流し技法を用いて7種類のインクで模様をつくります。水球表面に出来た模様は、半球型の和紙に吸い取り乾燥させて地上に持ち帰る予定です。


【実施状況を見守っていた逢坂教授のコメント】

地上では簡単に出来ることも、宇宙空間では予想以上に段取りに時間がかかり、何かを行おうとすると段取りに70%、実施には30%かかるものだと思いました。その場では内容を見ることが出来なかったため、これから送られてくる映像を見ることが楽しみです。水やお湯を用意することに時間がかかったものの、ちゃんとお湯も確保して実施してくれたことに感謝したい。何事も初めの作業は要領が分からないため、宇宙飛行士も難しかったと思われますが、やりながらだんだん慣れてきて、後半の方が良いものが出来たのではないかと期待しています。

宇宙飛行士の様子を見守る逢坂教授(左)と藤原教授(右)

 
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