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若田宇宙飛行士の国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在開始後初となる「きぼう」日本実験棟での生命科学実験である、「両生類培養細胞における細胞分化と形態形成の調節(Dome Gene)」(代表研究者:浅島誠 東京大学 理事(副学長))の軌道上実験が開始されました。
「きぼう」船内実験室の細胞実験ラックに搭載されている細胞培養装置(Cell Biology Experiment Facility: CBEF)に、若田宇宙飛行士により実験サンプルが取り付けられた後、筑波宇宙センター(TKSC)からの遠隔操作により、日本時間3月19日(木)午前6時40分に実験が開始されました。
実験では、分子生物学の分野でポピュラーなアフリカツメガエルの細胞を使って、からだを形つくる組織形成や遺伝子の働きについて、重力のある環境と微小重力環境で比較します。このような組織の形成メカニズムの理解が進むことによって、臓器再生への研究がますます拡がることが期待されます。
これから10日間程度かけて実験サンプルの培養を行った後、TKSCにいる研究者との連携作業により培養細胞の顕微鏡観察と細胞の化学固定(薬剤処理)を行い、凍結保存を行います。この実験サンプルは、今年の5月に打上げが予定されているスペースシャトル(STS-127(2J/A)ミッション)で回収される予定です。
シャトルからISSの物品移動の様子を筑波宇宙センターで皆さんで見ていました。CEUのCBEFへの取り付けなかなか大変なので、皆さんドキドキして見守っていました。
少し時間が延長になりましたが、無事CBEFが取り付けられ、電源投入が起こって環境制御が開始し、いよいよ本格化したことを実感しました。若田さんの卓越した技量と判断に一同感心しています。若田さん本当にどうもありがとうございます。
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