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2016年4月27日午後8時45分頃に、「きぼう」日本実験棟から超小型衛星「DIWATA-1」が、筑波宇宙センターの「きぼう」運用管制チームからのコマンドにより放出されました。50kg級超小型衛星の「きぼう」からの放出はJAXAとして初めてとなります。
「DIWATA-1」は、フィリピン科学技術省(DOST)、フィリピン大学ディリマン校、東北大学、北海道大学が共同開発した50kg級の超小型衛星で、JAXAが提供する打上げ機会を利用し、2016年3月23日(日本時間)に米国フロリダ州より打ち上げられ、ISS/「きぼう」にて放出準備作業が行われていました。
また、筑波宇宙センターでは、東北大学、北海道大学、フィリピン科学技術省(DOST)、フィリピン大学ディリマン校の関係者が、「DIWATA-1」の放出を見守りました。
フィリピンも日本も海に囲まれた国で、人工衛星は国の発展に欠かせないツールです。フィリピン初の国産衛星である「DIWATA-1」は、フィリピン科学技術省から派遣された若手エンジニア達が中心となり、東北大学・北海道大学がその開発・製造を、JAXAは、打上げから軌道への放出にいたるまでの作業を担当しました。このようなフィリピンの宇宙開発の歴史に刻まれる記念すべきミッションの成功に4者が連携・貢献し、日本とフィリピンの緊密な協力と宇宙の平和協力を実現いたしました。
また、今回初めて50kg級の超小型衛星放出を成功させたことによって、JAXAは、CubeSatを対象とした放出機構に加えて、衛星放出能力を増強することができました。今後、CubeSatを対象とした衛星放出機構も、同時放出数を3倍増に量的増強を進める計画であり、DIWATA-1のようにアジア地域等、海外の機関とJAXA及び日本国内大学との連携を通じた超小型衛星事業の海外での利用拡大が期待されます。
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