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「きぼう」での実験

ISSで初となる沸騰・二相流実験 TPF が始まりました。

最終更新日:2017年7月21日
「沸騰・二相流体ループを用いた気液界面形成と熱伝達特性」
[Two-Phase Flow experiment: TPF]
(JAXAと九州大学との共同研究)

国際宇宙ステーション(ISS)の無重力を利用した沸騰・二相流の実験 "TPF" が2017年7月21日に始まりました。ISSでは初めてとなる流動沸騰の実験により、無重力で液体を沸騰させた時の熱の伝わり方が地上とどのように違うのか、世界に先駆けて明らかにします。

高速度カメラで撮影した無重力での沸騰気泡(管の直径4mm)

今後、約5ヶ月間に亘り、30回の実験を実施する予定です。

この実験で得られた基礎データは、大型化・高性能化する将来の宇宙機内の発熱機器を、沸騰を使ってより効率的に冷却する熱制御技術に活かされます。

また、重力変化に対する沸騰の熱伝達への影響の解明は、絶えず加速度が変化する電気自動車(EV)の電子機器の冷却など、地上技術としての応用も期待されます。

ミッションロゴ

TPFミッションロゴ

<沸騰・二相流実験TPFの紹介ページ>
/kiboexp/equipment/pm/mspr/tpf/

※特に断りの無い限り動画・画像の出典はJAXAです。

 
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