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2015年9月17日、「きぼう」日本実験棟からブラジリア大学が開発した超小型衛星(SERPENS)と千葉工業大学の流星観測衛星(S-CUBE)を放出しました。
先ず、午後9時02分、国際宇宙ステーション(ISS)の油井宇宙飛行士による衛星放出のコマンド操作で、S-CUBEが放出されました。
続いて、午後9時12分、筑波宇宙センターの「きぼう」運用管制チームからのコマンドによりSERPENSが放出されました。
今回で小型衛星放出機構(J-SSOD)を使用した放出としては4回目(12機目)、「きぼう」からの超小型衛星放出は90機目となりました。
J-SSODは、CubeSat規格(10cm×10cm×10cm=1U)の超小型衛星を、「きぼう」のエアロックから搬出して放出機構で打ち出し、軌道に乗せるためのJAXAが開発した機構です。
今回放出した超小型衛星は2機とも、宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機で運ばれたもので、3Uというサイズ(10cm×10cm×30cm程度)です。
「きぼう」からの超小型衛星放出機会は、ますます広がりを見せています。
現在、シンガポールと九州工業大学が進めているAOBA-VELOX-Ⅲや、フィリピン、東北大学、北海道大学が共同開発している50kg級の超小型衛星PHL-MICROSATなどのプロジェクトが進行中です。
JAXAは、超小型衛星の放出機会提供に関して、国連宇宙部(UNOOSA)との連携協力を2015年9月8日から開始しています。JAXAは国連と連携して、「きぼう」からの超小型衛星の利用機会を発展途上国等に提供し、それらの国々の宇宙関連技術の向上に貢献します。
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