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2012年8月17日午前1時20分、「きぼう」日本実験棟船外実験プラットフォームのポート共有実験装置(Multi-mission Consolidated Equipment: MCE)に搭載しているミッション機器のひとつである「宇宙インフレータブル構造の宇宙実証(Space Inflatable Membranes Pioneering Long-term Experiments: SIMPLE)」(代表研究者:東京大学大学院 青木隆平教授)において、世界で初めて高剛性な直線形状を実現したインフレータブル伸展マスト(Inflatable Extension Mast: IEM)の伸展実験に成功しました。
また、2012年8月18日午後5時17分、インフレータブル・スペース・テラリウム(Inflatable Space Terrarium: IST)の展開実験に成功しました。ISTは軌道上で空気により1気圧に保たれた小型の栽培飼育環境です。
本実験で実証されたインフレータブル構造の伸展技術は、将来の軌道上や月面での大型構造物への適用が期待されます。
今後、宇宙環境の長期曝露によるインフレータブル構造の特性変化を調べていきます。
また、SIMPLEで予定されている残りの実験「インフレータブル材料実験パネル(Inflatable Material Experiment Panel: IMP)実験」も今後実施予定です。
※インフレータブル構造:袋状の膜材内に、ガスカートリッジまたは小型圧力容器からガスを放出することで、内圧を上げて膨らむ力を利用する超軽量構造のこと。
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