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「きぼう」での実験

「きぼう」日本実験棟において、2次元ナノテンプレート作製実験の再実験が終了しました

最終更新日:2012年4月26日

※日付は日本時間

「きぼう」日本実験棟において実施していた、「微小重力環境を利用した2次元ナノテンプレートの作製」(代表研究者:木下隆利 名古屋工業大学理事・副学長)(以下、「ナノテンプレート実験」)の再実験が終了しました。


ナノテンプレート実験は、宇宙でナノサイズの物質(ペプチド-PEG※)をプレート(基板)の上に規則的に配列、成長させて、縞状の凹凸でマスクパターン(良質な半導体基板製作のためのテンプレート)を作る実験です。

※ペプチドはアミノ酸がいくつか配列したもの。PEGはポリエチレングリコールという高分子化合物。

第一回目の実験は、一昨年に実施されましたが、取得する計画であった科学的情報が限定的なものとなったため、当初想定していた科学的情報の獲得を目的として改めて実験を行いました。

今回の実験用のサンプルは、2011年5月16日(月)にスペースシャトル「エンデバー号」(STS-134ミッション)で国際宇宙ステーション(ISS)に輸送され、ISSに到着後、冷凍・冷蔵庫(MELFI)で保管されていましたが、昨年の秋に実験が開始され、4月25日(水)午後10時54分に終了しました。サンプルはソユーズ宇宙船(28S)で地上に回収される予定です。

ナノテンプレート実験の詳細はこちらをご覧ください。

【代表研究者 木下隆利 名古屋工業大学理事・副学長のコメント】

この実験の作業担当のクルーや支援いただいた方々に感謝申し上げます。デバイス調製に必要不可欠なマスクパターンの形成が無事に温度制御下で達成できたことになります。この実験はサンプル帰還と輸送も非常に大事なステップです。28Sの無事の帰還と確実なサンプル回収を願い、新たな知見が得られるようプロジェクト一体となって今後の行程を進めて参りたいと思います。

 
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