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「きぼう」での実験

航空機実験の経験を役立てる(きぼうアジア利用推進室)

最終更新日:2014年6月26日

アジア学生航空機実験に参加した学生たちはその経験をその後の勉学に大いに役立てています。タイ国マヒドール大学のオラカン=ハンパニッチさんは現在、生きた細胞内を直接研究する最先端生命化学の新しい技術習得のため京都大学に短期滞在中です。彼女は大学一年生の2011年に「微小重力下での人工模擬血管内への脂質蓄積」というテーマで航空機実験を提案しました。航空機実験を通じて彼女は、組織的な運用方法やチームワークの大切さと言った、研究プロジェクトを成功させるための重要な点を学びました。彼女は「多種多様な分野の専門家の方々とうまく協調して進める方法を学べたことが今すごく役立っています」と語っています。

彼女の先輩たちも何人か日本で勉強を続けています。ワシン=ツチンダさんは大阪大学で応用化学を、ワレス=チャンチャロエンさんは名古屋大学で航空工学を専攻しています。彼らは2009年に「微小重力条件における水滴の布地への広がり方」の研究を実施しました。2007年に「微小重力下での過熱による水の流動」研究に参加したピシット=キャッキチクルさんは、京都大学大学院でエネルギー科学研究科でエネルギー化学を専攻しています。

タイだけでなく、マレーシアやベトナムの学生も、航空機実験の経験を最大限に活用して各方面で活躍しています。このように、JAXAの学生航空機実験プログラムは、参加学生たち本人のみならず、若い才能の発掘と育成を通じて日本とアジア諸国の科学と技術の進歩に大いに貢献しています。この特徴ある有益なプログラムの更なる拡充によってアジアの未来が開けることが大いに期待されます。

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写真:2011年航空機実験チームとホワイトボード前のオラカンさん。

参考:きぼうアジア利用推進室(KUOA)

 
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