このページは、過去に公開された情報のアーカイブページです。

<免責事項> リンク切れや古い情報が含まれている可能性があります。また、現在のWebブラウザーでは⼀部が機能しない可能性があります。
最新情報については、https://humans-in-space.jaxa.jp/ のページをご覧ください。

サイトマップ

宇宙ステーション・きぼう 広報・情報センター宇宙ステーション・きぼう 広報・情報センタートップページ
  • Menu01
  • Menu02
  • Menu03
  • Menu04
  • Menu05
  • Menu06
  • Menu07

「きぼう」での実験

アルトクリス実験の成果

最終更新日:2013年12月25日

本国際協同研究は、2008年の「きぼう」日本実験棟の打上げ前の、ISSにおけるPADLES線量計の軌道上検証を目的として実施され、以下の3つの成果が得られました。

①開発中のPADLES線量計の測定原理検証
本フライト実験機会を用いて、線量当量算出のために必要なLETの計測技術の確立と、様々な宇宙放射線が混ざった状態において被ばく線量を算出する手法を確立しました。

②宇宙飛行士の個人被ばく線量計測のための適用評価
PADLES線量計の一部に、人体組成を再現した生体等価物質を封入し、線量計素子のみと、生体等価物質を組み合わせた線量計との比較を行ったところ、生体組織等価物質の有無による線量結果の差異はなく、線量計素子のみで十分適用できることが確認できました。

③宇宙飛行士の個室における遮へい材の効果
遮へい材がある場合は、無い状態に比べ、吸収線量が約6%低減されていました。また、高LET(人体に与えるエネルギーが大きい)領域の宇宙放射線のフラックス(単位時間・面積あたりに入射する重粒子の個数)は、15%~24%低減していることもわかりました。

≫受動積算型宇宙放射線線量計(PADLES)ページへ戻る

 
Copyright 2007 Japan Aerospace Exploration Agency SNS運用方針 | サイトポリシー・利用規約